貧困対策、環境保全に寄付 飲料販売会社が自販機

 地域に密着した社会貢献として売り上げの一部を寄付する自動販売機2台を宮崎市上下水道局に設置した2社に対し、市は4月26日、感謝状を授与した。子どもの貧困対策に取り組む基金や大淀川の保全活動を推進する団体に寄付される。
 コカ・コーラボトラーズジャパンベンディング宮崎支店(宮崎市、濵本洋二支店長)が市子どもの未来応援基金へ、宮崎ヤクルト販売(同市、山本良樹会長)がNPO法人大淀川流域ネットワークに売り上げの3%を寄付する。自販機の設置期間は4月1日から3年間。同局1階と3階に設置された。
 感謝状授与式には2社や市、同ネットワークなどの関係者約10人が参加。同局の下郡嘉浩局長が濵本支店長と宮崎ヤクルト販売直販営業部の黒木正晴課長に感謝状を手渡した=写真。
 濵本支店長は「子どもたちの幸せな未来のために活用してほしい」、黒木課長は「身近な川の大切さを伝える助けになれば」と話していた。

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