【DeNA】1998年世代の捕手・山本祐大 「打てる球待つ」意識で打撃に自信

今季3勝をマークしている東の専属捕手としても活躍している山本(右)=4月12日、神宮球場

 ベイスターズが日本一に輝いた25年前に生誕したプレーヤー、いわゆる「1998年世代」が、今季首位に立つチームで奮闘している。彼らにチームや勝負への思いを語ってもらう企画「1998 Generation」の今シーズン初回は山本祐大捕手。開幕から好調を維持している打撃や捕手併用制、同世代のチームメートについて打ち明けた。

 チームの状態がすごく良いです。キャッチャー陣も戸柱さん、光さんがいい場面で打っている。本当にすごいですよね。

 自分は去年1軍で打てなかった。振り返ってみたら難しい球に手を出していました。ファームに落ちてから1軍の試合を見ていると、活躍している選手は甘い球とか自分が打てる球をしっかり打っていた。だからもっとシンプルに球を見たほうがいいんじゃないかなって考えるようになりました。

 誰も簡単にアウトにはなりたくない。追い込まれてからも粘ろうと考えたら前に打球が飛ばなくなったり三振したりするので、打てる球を待つ。去年の途中にそういうアプローチに変えてから、自信が持てるようになってきました。

 今季はオープン戦から東さんとバッテリーを組んでいます。だからコミュニケーションも増えるし、次の試合の入り方とかも事前にしっかり話し合える。東さんが困ったときは自分が最大限に引っ張っていきたい。今はすごくはまっていると思います。

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