岩手県・釜石を舞台に描く、ラーメン屋の娘・井桁弘恵が巻き起こす大騒動 「釜石ラーメン物語」予告

岩手県・釜石市を舞台に、家族の再生を街の人々の人情とともに描き出す映画「釜石ラーメン物語」の、予告編が公開された。

予告編では、父と妹が営む釜石のラーメン屋に、「お騒がせ姉貴」こと長女・正実(井桁弘恵)が突如帰ってくる場面からスタートする。かつて店を営み、東日本大震災で行方不明になった母への思いを吐露する場面や、母の味に迫るべく父・剛志(利重剛)や妹・仲良(池田朱那)、そして街の人々をも巻き込んだラーメン対決に挑む場面などが映し出されている。

あわせて公開された本ビジュアルでは、力強く菜箸と湯切りザルを構える正恵と、おそろいのバンダナをした仲良の姿などが切り取られている。

「釜石ラーメン物語」の舞台は、山と海に囲まれた岩手県釜石市のラーメン店「小川食堂」。東日本大震災で妻・正恵が行方不明になってから、夫の剛志と次女の仲良が店を守ってきたが、客足はイマイチだった。ある日、3年前に家を飛び出してから音信不通だった長女の正美が、突然帰宅する。厨房に立つ仲良に「おめえなんかにお母ちゃんの味は出せねえ!」と激怒し、店を畳もうとまで言い出す正美。街の人々を巻き込み、最高の一杯を目指した奮闘が始まる。

主演は、2020年の「仮面ライダーゼロワン」に出演し、ドラマの主演やバラエティ番組のMCを務めるなど活躍を続ける井桁弘恵。3年ぶりに突如実家のラーメン屋に戻り、波乱を巻き起こす姉・正美を演じる。父と姉の挟まれジレンマを抱える妹・仲良を演じるのは池田朱那。父役を利重剛が務めるほか、藤田弓子、村上弘明、佐伯日菜子、大島葉子らが顔をそろえる。監督は今関あきよし。地元劇団の指導のもと、全編で釜石弁が使用されている。

【作品情報】
釜石ラーメン物語
岩手県にて先行公開中、7月8日より新宿K’s cinemaほか全国公開
©「釜石ラーメン物語」製作委員会

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