トマトが意味深…『ガンダム 水星の魔女』第16話、未熟なスレッタを表している?ミオリネとの対比も見事

2023年4月より放送中のアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2。最新話・第16話「罪過の輪」では、ミオリネが久しぶりにアスティカシア高等専門学園に戻ってきました。
ぎくしゃくした関係が続いているスレッタとの仲はどうなってしまうのか。視聴者もドキドキしながら見守りました。「トマトの描写が意味深」と考察する人も?

そして帰還シーンに注目が集まったキャラクターはもう1人。「解釈一致すぎる!」と、ファンからも喜びの声が飛び交っています。視聴者の感想とともに、第16話を振り返ってみましょう。

※記事の性質上、ストーリー内容に触れています。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』キービジュアルより

ジェターク兄弟の描写に「解釈一致」の声!?

第15話での激戦をくぐり抜け、宇宙に帰ってくることができたグエル。ラウダやペトラと再会し、「あとは俺が引き継ぐ」と頼もしさを見せました。
視聴者からは「グエル先輩、ひと皮むけたってレベルじゃねぇぞ!?」と驚きの声が。ベネリットグループ総裁選への出馬を期待するファンも多く、「ゲームマスターぶった連中全員に吠え面かかせてほしい!」などの感想が見られました。

グエルと再会し、卒倒したラウダにも反響が。
「喜びのあまりラウダくんが卒倒するの、解釈一致すぎて本当に好き」、「オタク達の妄想していた再会シーン」、「お互いを思い合って育ったんだな、と考えるとジェターク兄弟めちゃくちゃ泣ける」など、期待通りの展開だったようです。

また、グエルが新衣装で登場したため、宇宙にたどり着くまでのエピソードに思いを馳せる人も。
「グエルくんは文無しだから、あの服はオルコットさんに買ってもらったんだと思う」、「オルコットさんの幻覚を見てしまうようなグエル君の帰還服」など、服はオルコットが用意した可能性が高そう……?
ちなみに衣装デザインを手がけた形部一平さんのツイートによると、ブーツのサイズが大きいため、中には「ソックスを重ねています」とのこと。さらに妄想がはかどりそうです。

ほかにも「グエルの面倒を見てしまうことになって満更でもないオルコットさんが見たかった!」、「2人の旅路で小説何冊分くらいの物語が書けるのか」と、描かれなかった時間を何らかの形で見せてほしいと願う視聴者が続出しました。

トマトの色が意味するものは……?

ミオリネもアスティカシアに帰還。温室でスレッタと会話するシーンの演出に注目が。
話題になったのはミオリネが株式会社ガンダムを作った意義を訴えかけている場面。2人の横顔がトマトの表面に映り込んでいます。スレッタはまだ熟していない緑のトマト、ミオリネは完熟した赤いトマトとともに描かれました。

視聴者からは「2人の対比がトマトの色合いで表現されていて考えさせられた……」「本当に演出がいい」などの感想が。

「正しい倫理観を持ったミオリネは熟れたトマトに、人間的な倫理観が欠如しているスレッタが緑色のトマトに映る描写が天才的」、「ミオリネのトマトが真っ赤なのは、デリングの『血塗られた娘』だからなのかも」、「スレッタは未熟というより『血の通わない操り人形』であることが明白になった印象」と、トマトの色と登場人物の内面がリンクしており、意味深な場面になっているようです。

本作では何度もトマトと人物を重ね合わせる演出が登場しているため、「スタッフはトマトで表現するのがうまい」、「トマトが演出の重大な要素になっている」などの感想も。今後も見逃せないポイントになりそうです。

プロスペラが言うことは正しいと信じ続けているスレッタ。ミオリネはスレッタをそれ以上は責めず、プロスペラに反論します。

そんな行動に視聴者からは、「即座にプロスペラを殴りにいくの、えらすぎ」、「真っ先にプロスペラのところに行くミオリネ、正しい女……」、「スレッタのやばい部分を目の当たりにしてもなお、彼女を支える覚悟ができている」など、賞賛の声が飛び交いました。

次回は第17話「大切なもの」を放送予定。今度は誰にスポットが当たるのか、そして総裁選の行方はどうなるのか。ますます目が離せない展開になりそうです!

(執筆:ハシビロコ)

<関連記事>
・『ガンダム 水星の魔女』第15話感想、グエル先輩がツラすぎる…!「真の主人公」「逆に不安だ」スレッタ不在の理由はhttps://numan.tokyo/ranking/
・『ガンダム 水星の魔女』第14話感想、ソフィの戦いに悲鳴!キービジュアルの意味ってまさか…https://numan.tokyo/feature/i7gj9fys/
・不穏すぎ…『ガンダム 水星の魔女』第13話、スレッタの“大丈夫”が怖い。EDの少女は誰?https://numan.tokyo/feature/7lex441f/

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2 作品概要

その魔女は、ガンダムを駆る。
A.S.(アド・ステラ)122――
数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。
水星からアスティカシア高等専門学園に編入してきたスレッタ・マーキュリーは、
ミオリネ・レンブランの花婿として、株式会社ガンダムの一員として、
出会いと刺激に満ちた学園生活を送ってきた。
プラント・クエタでの事件から2週間。
スレッタは学園で、ミオリネとの再会を心待ちに日々を過ごす。
一方ミオリネはベネリットグループ本社に身を置き、父の容態を見守っていた。
二人に襲い来る新たな困難と、迫られる決断。
少女たちはそれぞれの想いを胸に、ガンダムがもたらす強大な呪いへと立ち向かっていく。

〈放送情報〉
Season1:
各種動画配信サービスにて好評配信中
BS11ガンダムアワー毎週金曜よる7時~放送中
MBS・TBS“アニメイズム”枠にて毎週金曜深夜2時25分~放送中
Season2:
2023年4月9日から毎週日曜午後5時 MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始
※4月2日 日曜午後5時は「『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2放送直前特番」を放送

〈スタッフ〉※短縮表記
企画・制作:サンライズ、原作:矢立 肇/富野由悠季、監督:小林 寛、
シリーズ構成・脚本:大河内一楼、
キャラクターデザイン原案:モグモ、メインキャラクターデザイン:田頭真理恵、
キャラクターデザイン:戸井田珠里/高谷浩利、
メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田 航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之、
音楽:大間々 昂
〈キャスト〉
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那、ミオリネ・レンブラン:Lynn、
グエル・ジェターク:阿座上洋平、エラン・ケレス:花江夏樹、
シャディク・ゼネリ:古川 慎、ニカ・ナナウラ:宮本侑芽、
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂

〈関連リンク〉
公式サイト:https://g-witch.net/
公式Twitter:https://twitter.com/G_Witch_M
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@g_witch_m
Season2予告PV:https://youtu.be/-V91gYXr7_Q

© 株式会社マレ