女子トイレに25回以上侵入し、スマホで盗撮 府職員を懲戒免職処分

京都府庁

 京都府は2日、建造物侵入と府迷惑行為防止条例違反(盗撮)の罪で起訴された職員総務課の男性主事(29)=公判中=を懲戒免職処分とした。

 府人事課によると、主事は2021年8月~22年11月、京都市上京区の府庁や左京区の府立大の女子トイレに25回以上侵入し、個室内の下の隙間からスマートフォンで盗撮したという。同課の聞き取りに「盗撮動画に興味を持った。仕事や家族関係でストレスを感じていた」と話し、21年8月に執務室で女性職員を盗撮したことが成功体験となり、トイレでの盗撮に及んだという。

 主事は昨年12月に建造物侵入の疑いで逮捕され、起訴されていた。府は同日、上司に当たる部長と課長計4人をけん責処分とした。

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