大槌駅から特産発信 大槌孫八郎商店が移転、幅広い品ぞろえ

三陸鉄道大槌駅に移転した大槌孫八郎商店

 大槌町本町の三陸鉄道大槌駅に地元の水産加工品などを販売する新たな拠点が誕生した。土産店「大槌孫八郎商店」が同町安渡から移転し、営業を開始。観光客向けに食品や雑貨などを幅広くそろえ、贈答品として購入する町民ニーズにも対応。町の玄関口から特産品発信を強化する。

 町観光交流協会が運営し、売り場面積は約36平方メートル。水産加工品や町イメージキャラクター「おおちゃん」のグッズ、地元団体による手芸品などが並ぶ。今月中に冷凍庫を導入し、淡水養殖のギンザケ「桃畑学園サーモン」を中心に取り扱う予定だ。

 店内のタブレット端末を使い、店頭にない商品を大槌孫八郎商店の通販サイトから購入することも可能。操作はスタッフが教え、発送にも対応する。

© 株式会社岩手日報社