川崎市、マイナンバーカードで別人の証明書発行 コンビニ交付を休止 3月には横浜市も同様トラブル

川崎市役所

 川崎市は2日、マイナンバーカードを用いたコンビニでの証明書交付サービスで別人の戸籍全部事項証明書が発行されるトラブルが発生したと発表した。運用保守業者「富士通ジャパン」(東京都)の戸籍システム内で不具合が発生したのが原因という。

 市によると同日午前、宮前区内のコンビニで戸籍全部事項証明書を発行した利用者から、別人の証明書が発行されたと市に連絡があった。市はシステムを運用している業者3社に調査を依頼したが原因がすぐに分からなかったため、同日午後1時半ごろからコンビニ交付を休止した。

 原因はシステム内の不具合だったが、不具合が発生した詳細は確認中という。不具合が関係しない住民票の写しや印鑑登録証明書などの交付は、3日午前6時半から再開する。

 マイナカードを利用したコンビニでの交付サービスを巡っては、横浜市でも3月に同様の問題が発生した。

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