レアル・マドリー「超お買い得・バーゲン補強」だった9選手

これまで多くの大型補強を行っていたイメージがあるレアル・マドリー。ただ、その一方で時には「なぜこんなに安く?」という獲得もあったり。

今回は『Planet Football』から「レアル・マドリーのお買い得補強9名」をご紹介する。

ティボー・クルトワ

獲得元:チェルシー

移籍金:3500万ユーロ(およそ51.64億円)

2018年にチェルシーからレアル・マドリーに移籍したティボー・クルトワ。当時の市場価値は6500万ユーロと言われていたものの、本人の意志が強硬で、トレーニングのボイコットがあったこともあって3500万ユーロまで下がった。

その後はもちろんレアル・マドリーの守護神として長く活躍。チェルシーは倍以上の価格でケパ・アリサバラガを買い、さらにメンディも獲得しなければならなくなった。

マルコ・アセンシオ

獲得元:マジョルカ

移籍金:390万ユーロ(およそ5.75億円)

バレアレス諸島生まれのマルコ・アセンシオ。マジョルカの下部組織で育ち、2014年に若くしてレアル・マドリーへと引き抜かれた。その額は390万ユーロという安さで、その後マジョルカとエスパニョールへのローン移籍を経て復帰した。

それからはレアル・マドリーの貴重なアタッカーとしてレギュラー、サブの両面で活躍。主役になることは少ないものの、常に信頼できるプレーヤーとなっている。

ルーカス・バスケス

獲得元:エスパニョール

移籍金:90万ユーロ(およそ1.33億円)

レアル・マドリーの下部組織出身であるルーカス・バスケス。長くユーティリティプレーヤーとして貴重な働きを見せており、様々なポジションで貢献している。

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彼はもちろん生え抜きであるが、実は2015年にエスパニョールが買取オプションを行使し、保有権が移っている。ただその後レアル・マドリーが90万ユーロの買い戻しオプションを行使し、そのまま復帰している。

トーニ・クロース

獲得元:バイエルン・ミュンヘン

移籍金:2500万ユーロ(およそ36.89億円)

2014年にドイツ代表の一員としてワールドカップを制覇したあと、バイエルン・ミュンヘンからレアル・マドリーへと移籍した。契約が残り1年になっていたタイミングであったため、なんと2500万ユーロという額になった。

2018年のワールドカップを終えたハメス・ロドリゲスの価格が8000万ユーロになったことを考えれば、クロースがどれだけお得であったかがわかる。

ケイロル・ナバス

獲得元:レバンテ

移籍金:1000万ユーロ(およそ14.76億円)

そして、トーニ・クロースと同じタイミングでレアル・マドリーにやってきたケイロル・ナバスも非常にお買い得なバーゲンセールであった。コスタリカ代表でワールドカップに出場し、印象的なセービングを見せたあと、レバンテからレアル・マドリーへと移籍している。

イケル・カシージャスがパフォーマンスを落としていた時期だったため、ナバスがポジションを奪取。印象的なシュートストップを武器に素晴らしいプレーで貢献し、CLの3連覇で大きな役割を果たした。

ダニ・カルバハル

獲得元:レヴァークーゼン

移籍金:650万ユーロ(およそ9.59億円)

ルーカス・バスケスと同じく、レアル・マドリーのアカデミー育ち。レヴァークーゼンへと500万ユーロで移籍したが、ブンデスリーガでの活躍を見たクラブが650万ユーロで買い戻しオプションを行使。すぐに呼び戻した。

信頼できる安定した右サイドバックとして多くの試合に出場し、9年間にわたって300試合以上で起用されている。

カゼミロ

獲得元:サンパウロ

移籍金:600万ユーロ(およそ8.85億円)

2013年にサンパウロから獲得されたブラジル人MFカゼミロ。その時の費用はわずか600万ユーロであった。その後FCポルトに貸し出されてブレイクすると、復帰したレアル・マドリーでもポジションを掴んだ。

中盤の守備を一手に担うディフェンシブミッドフィルダーとしてチームに欠かせないピースとなり、昨年マンチェスター・ユナイテッドへ移籍するまで長く活躍を続けた。しかも結局6000万ユーロで売れている。

ラファエル・ヴァラン

獲得元:RCランス

移籍金:900万ユーロ(およそ13.28億円)

2010年末にRCランスでデビューしたラファエル・ヴァラン。それからわずか半年でレアル・マドリーへの移籍が決まり、18歳でスペインへと渡った。それからの10シーズンで360試合に出場し、リーガ優勝3回、チャンピオンズリーグ優勝4回を経験した。

もちろんランスに支払った900万ユーロはバーゲンであったことは間違いない。そしてカゼミロに先立ってマンチェスター・ユナイテッドへ移籍しているが、彼も4000万ユーロで売れている。

メスト・エジル

獲得元:ヴェルダー・ブレーメン

移籍金:1500万ユーロ(およそ22.13億円)

2010年のワールドカップでドイツ代表の司令塔を務めたエジル。エレガントなパスで話題になり、1500万ユーロでレアル・マドリーに加入した。

所属したのは3年間のみであったが、159試合で80アシストを記録した。そして3倍以上の額でアーセナルへと移籍していった。レアル・マドリーにとっては非常に成功した取引であったと言える。

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