田んぼの水鏡 那珂川・小砂地区、新緑の木々や雲が映り込み【動画】

水面に雲や深緑を映す田んぼ=2日正午、那珂川町小砂

 ゴールデンウイークに入り、県内で田植えの時季を迎えている。快晴となった2日、那珂川町小砂(こいさご)地区では水を張った田んぼに新緑の木々や雲が映り込み、のどかな雰囲気が広がった。

 同地区は、農山村の景観や文化を守るNPO法人「日本で最も美しい村」連合に県内で唯一加盟する。2022年には、棚田を持つ地域の活性化に向けた農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも選定された。

 地区内ではこの日、機械などで田植え作業をする人たちの姿が見られた。地域住民らでつくる小砂village協議会の笹沼享一(ささぬまきょういち)会長(72)は「田んぼに水が張られ、初夏の美しい景観になってきましたね」と話した。

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