朝日新聞襲撃事件から36年 亡くなった記者を悼む「暴力には屈しない」 呉市

朝日新聞阪神支局襲撃事件から36年です。呉市内にある犠牲となった記者の墓に関係者らが手を合わせました。

この事件は1987年5月3日に、呉市川尻町出身の記者小尻知博さんが兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局で男に散弾銃で撃たれ亡くなったほか、もう1人が重傷を負ったものです。

事件から36年を迎えた3日、呉市内にある小尻さんのお墓に朝日新聞社の幹部が訪れ冥福を祈りました。

朝日新聞社 山浦一人編集局長「異なる意見を暴力で封じるようなことがあってはなりません。私たち残された者は暴力に屈することなくペンを持ち続けていくことをあらめて墓前で誓いました」

事件は未解決のまま2002年に時効が成立しています。

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