国内メジャー3冠に挑む原英莉花 「攻める楽しさを味わいながら」コース攻略へ

最近のショットの調子は?(撮影/石井操)

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 事前(2日)◇茨城GC西コース◇6780yd(パー72)

2020年「日本女子オープン」「JLPGAツアー選手権リコーカップ」という国内メジャー2連勝に続く同3冠をかけ、原英莉花が今季国内メジャー初戦に臨む。「平常心で、攻める楽しさを味わいながらやると良い感じに回れるのでそれを意識して。この難しいコースをどう攻略するかという一打を大切に、楽しんでプレーしたい」。開催コースでの最終調整を終え、意気込みを語った。

昨季はツアー0勝に終わり、今季は3月「Tポイント×ENEOS」で3位に入ったものの、優勝争いにはなかなか顔を出せていない。「ショットはずっと良いんだけど、試合が続いてくると振り抜きが悪くなって球がつかめられなくなってくる」と現状打破に向け、スイング修正に注力している。

また「アップダウンのある、ちょっと地面が硬いコースだと足の感覚が疲れてきたりする。アドレス時の平衡感覚にも影響が出ているので、そこも修正」。かかと体重になり、骨盤にズレが生じると「肩も上がってアドレスが悪くなる。そういうのをしっかり戻すのが大事ですね」と要注意ポイントを明かした。

国内メジャー3冠で2年ぶりツアー5勝目を目指す(撮影/石井操)

メンタル面も気をつけたい。「気合を入れ過ぎると逆に空回りして予選落ちをしている」とあり余る意欲が力みなどにつながり、好結果を生まないことは経験上、百も承知。ただでさえ今大会は茨城GC東コース開催だった19年30位、21年54位、今年と同じ西コースだった昨年は予選落ちと苦戦してきた。「バーディを何個とかではないけど、絶対に奥に外さないとか明確な目標は立てて臨みたい。まだ戦略を練っています」とがっつき過ぎず、慎重な姿勢を心がけるつもりだ。(茨城県つくばみらい市/石井操)

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