神奈川県警多摩署は2日、川崎市多摩区の50代の男性会社員が内閣サイバーセキュリティセンター職員などを装った男らに電子マネーと現金計2200万円をだまし取られたと発表した。
署によると、2月19日に男性会社員の携帯電話に非通知で電話があり、「アプリ使用料が滞納されている」などとする自動音声が流れ、その後は通信会社社員を装った男から「未納金を支払ってください」と要求された。
それ以降も4月4日まで、同センター職員や警察官などを装った男から「あなたの携帯電話からウイルスが発信され、6千万円近い被害が出ている」「保険が支払われる前に被害者に現金を返す必要がある」などとうその電話があり、男性会社員は指示に従って50万円分の電子マネーと現金2150万円を振り込むなどしたという。