5月3日、ゴールデンウイーク恒例のスーパーGT第2戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE』の公式予選が開催された。全長1475mという世界有数のホームストレートをもつ開催地、富士スピードウェイで各車のポテンシャルを測るうえで欠かせないのが最高速だ。
そこでオートスポーツwebでは、公式予選Q1で記録されたGT500クラス全15台の最高速データをもとに、各マシンのトップスピードをランキング化。3月の第2回公式テストでも実施した富士最高速チェックだが、今回はウエイトも積んだ本戦仕様車両、なおかつ本気アタックの際のデータとなる。4日に行われる決勝の結果を占う意味でも参考のひとつとしていただければ幸いだ。
全15台が走行した公式予選Q1でGT500クラスのトップスピードを記録したのは、298.343km/hを記録した24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zとなった。今回は24号車と同率の最高速度を記録した車両はおらず、予選Q1で3番手となった24号車が単独でGT500最高速ランキングの首位に立つ結果になっている。
そして続く2番手には3号車Niterra MOTUL Zが296.703km/h、3番手にも23号車MOTUL AUTECH Zが295.890km/hで続き、ウエットの富士公式テストでも上位3台を独占したニッサンZ GT500がまたしてもトップ3を占める結果になった。
その背後にはトヨタ勢最上位となる36号車au TOM’S GR Supraが294.278km/hで4番手、同じくトムスの37号車Deloitte TOM’S GR Supraが同率となる294.278km/hで5番手と、同チームの2台が同率で並ぶ結果に。
一方でホンダ勢最上位は17号車Astemo NSX-GTの292.683km/hとなっており、他のNSX-GTも軒並み下位になっていることが気になるところだ。なお、4日の決勝は450kmレースという長丁場になる。この最高速比較データだけで結果を予想するのは短略だが、展開を占う際の参考のひとつとしていただければ幸いだ。
■2023スーパーGT第2戦富士 公式予選Q1
GT500クラストップスピード一覧(編集部計)
Pos. No. CarName Car TopSpeed(km/h)
1 24 リアライズコーポレーション ADVAN Z ニッサンZ GT500 298.343
2 3 Niterra MOTUL Z ニッサンZ GT500 296.703
3 23 MOTUL AUTECH Z ニッサンZ GT500 295.890
4 36 au TOM’S GR Supra トヨタGRスープラ 294.278
4 37 Deloitte TOM’S GR Supra トヨタGRスープラ 294.278
4 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra トヨタGRスープラ 294.278
5 1 MARELLI IMPUL Z ニッサンZ GT500 293.478
5 14 ENEOS X PRIME GR Supra トヨタGRスープラ 293.478
5 38 ZENT CERUMO GR Supra トヨタGRスープラ 293.478
6 17 Astemo NSX-GT ホンダNSX-GT 292.683
7 8 ARTA MUGEN NSX-GT ホンダNSX-GT 291.892
7 16 ARTA MUGEN NSX-GT ホンダNSX-GT 291.892
7 100 STANLEY NSX-GT ホンダNSX-GT 291.892
8 64 Modulo NSX-GT ホンダNSX-GT 291.105
9 19 WedsSport ADVAN GR Supra トヨタGRスープラ 290.323
※同率はカーナンバー順で表記