こいのぼり20匹超、青空に悠々と 京都・南丹の野菜市会場

青空にたなびく大きなこいのぼり(南丹市園部町口人)

 京都府南丹市園部町口人でこいのぼりが長さ35メートルわたって掲げられた。各地から寄付された20匹以上で、大きいものは6メートル以上ある。青空を悠々と泳ぎ、住民が開いている「くちうどの郷野菜市」の会場を彩っている。

 野菜市を営む住民たちが家庭で眠っているこいのぼりを市内外から募り、毎年掲揚してきた。過去3年は新型コロナウイルス禍で中止してきたが、今年は4月29日に設置した。

 高さ5メートル以上ある竹製の支柱を立てると、一列に結びつけた黒、赤、青の22匹は強い風を受けてたなびき、青空に群れをなした。西田正憲さん(82)は「地域外からも、こいのぼりを寄付した人が多く見に来ている。野菜市と併せて楽しんでほしい」と話した。

 次回の野菜市は7日午前10時から正午に開催。終了後、こいのぼりは片付けるという。

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