マッチプレーの戦略とチームワーク 古江彩佳&笹生優花

古江彩佳はプロでは初の日本代表(撮影/村上航)

◇米国女子◇ハンファ ライフプラス インターナショナルクラウン 事前(3日)◇TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)◇6550yd(パー72)

古江彩佳は笹生優花とタッグを組む。古江はこの日、プロアマ戦で最終調整した。前週「JMイーグルLA選手権」で4位など好調をキープする。

「プロとして日本代表は初めて。日本代表は誇り。すごいプレッシャーがあるが、自分らしくチームメートと頑張れるようにしたい」

前年5月「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」では韓国のチ・ウンヒに決勝で敗れて2位。会見では“好きな”マッチプレーと質問された。

「戦略を考えながらプレーするのがマッチプレーでは大事になるかな。このホールは攻撃的に、このホールは守りながらと考えないといけない。戦略を練る必要がある」と話した。

2020年の男子海外メジャー「全米プロ」も開催された難コースで、最初の5ホールでパー5が3つ(1番、3番、5番)。「そこでバーディをみんなで取れるようにしたい」とスタートダッシュを強調した。

笹生優花は積極的にチームを盛り上げた(撮影/村上航)

笹生は前日の練習ラウンドからチームの盛り上げ役を買って出る。畑岡奈紗、渋野日向子、古江と調整をともにしたが、チームメートのティショットがフェアウェイをとらえると拍手を送り、声を出してチームジャパンの雰囲気を和ませた。

「本当に良いチーム。LPGA(米ツアー)で何度も優勝しているし、メジャーチャンピオンもいる。みんな友達だし、仲が良い。それは良いアドバンテージ。私たちは本当に優秀」

初日はタイ代表のパティ・タバタナキット、アタヤ・ティティクルのペアと対戦する。チームワークを駆使して初優勝を手にしたい。(カリフォルニア州サンフランシスコ/玉木充)

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