陸自ヘリ事故、不明4人の捜索続く 機体は熊本への移送に向け洗浄 沖縄・宮古

 沖縄県宮古島市沖での陸上自衛隊ヘリコプター事故で、防衛省・自衛隊は3日も周辺海域の捜索を続けた。陸自が委託した民間業者が作業船「新世丸」から遠隔操作型無人潜水機(ROV)を投入して細かい部品を回収した。行方が分かっていない4人の捜索も続けられた。

 捜索には陸上部隊約270人や海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」が協力した。2日に機体の主要部を引き揚げた民間作業船「航洋丸」は3日も平良港に停泊していた。陸自は熊本県への移送に向けて機体の洗浄など準備を進めた。3日以降、機体は所属する熊本県の高遊原分屯地に送られる。

(明真南斗、友寄開)

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