西日本や沖縄・奄美 5月中旬は気温低い 降水量は広範囲で平年並みか多く 1か月予報

 

 気象庁は4日(木)、向こう1か月(5/6~6/5)の天候の見通しを発表した。冷涼な空気に覆われやすいため、西日本と沖縄・奄美の向こう1か月の気温は低く、特に5月中旬はかなり低くなる所がある見込み。

 また、北・東・西日本の向こう1か月の降水量は、低気圧や前線の影響を受ける時期があるため、平年並みか多くなりそうだ。

低温に関する情報

 四国の向こう2週間の気温は、6日(土)ごろまでは平年並みか高いが、その後は冷涼な高気圧の影響で低い日が多く、11日(木)ごろからの5日間ほどはかなり低くなる可能性がある。九州南部、沖縄・奄美は向こう3日間程度は気温が高く、かなり高い日もあるが、その後は大陸からの冷涼な空気が流れ込みやすいため低い日が多くなり、10日(水)ごろからの5日間ほどはかなり低くなる可能性がある。  このため、気象庁は四国、九州南部、沖縄・奄美に「低温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。九州南部、沖縄・奄美はこの先、気温の変動が大きくなる点にも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

参考 梅雨入りの平年日

 沖縄(5月10日ごろ)、奄美(5月12日ごろ)、九州南部(5月30日ごろ)、九州北部(6月4日ごろ)、四国(6月5日ごろ)、中国(6月6日ごろ)、近畿(6月6日ごろ)、東海(6月6日ごろ)、関東甲信(6月7日ごろ)、北陸 (6月11日ごろ)、東北南部(6月12日ごろ)、東北北部(6月15日ごろ)

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