高鍋拠点のガールスカウト 台湾の団員招き交流

一緒に食事を取って交流を深める台湾のガールスカウト・嵩善萬芳童軍団と県第2団のメンバーら

 高鍋町を拠点に活動するガールスカウト県第2団(宇治橋輝美団長)は4月28日から4日間、台湾・台北市の嵩善萬芳(チョーンシャンワンファ)童軍団(蔡淑宣理事)団員を本県へ招き、児湯郡の観光名所を巡りながら世界の水問題について考えるチャリティーウォークを開いた。
 県の事業を通じて2018年から互いに訪問するなど交流を深めており、新型コロナ禍の影響で約3年ぶりに県第2団が企画。台湾からは、ガールスカウトの指導者ら10人が来日した。
 台湾の団員らは、同町新田の日本茶専門店「新緑園」や新田原古墳群などを訪問。高鍋町の日向利久庵高鍋本店では、浴衣を着て和菓子作りも体験した。
 県第2団の赤嶺そのみさん(59)は「実際に会うと、オンライン交流よりも心の距離が近く感じる」、台湾の許素雲副総団長(57)=台北市=は「宮崎と台湾の交流がもっと深まるといい」と話した。

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