名物の大水槽もそのままです!老朽化で“閉館”水族館が完全予約制で復活=静岡市清水区

静岡市で長年、愛され、2023年3月末に有料入館を終了していた「三保の水族館」が5月4日から、完全予約制で一般入館を再開しました。

<滝澤悠希キャスター>

「午前10時を迎えました。きょうから完全予約制での一般公開再開ということで、続々とお客さんが入ってきました」

東海大学海洋科学博物館は、3月末に有料入館を終了したものの、閉館を惜しむ声が多く、5月4日から1階部分を無料で公開することになりました。1時間100人までの上限付きですが、初日の4日は満員となり、家族連れでにぎわいました。

<静岡市内から来た家族>

Qお気に入りのお魚さん見つけた?

「おっきいの」

「サメかな?なくなってしまうと思ってすごくがっかりしていたので、すごくうれしい」

名物の大水槽やカクレクマノミの展示は以前のまま。子どもにとっては多くの学びがあったようです。

<大阪から一番乗りで来た家族>

「ユニークな魚で『みんな違ってみんないい』の意味がわかった」

「勉強にもなるし、これから育っていく上で(こうした施設があるのは)いいこと」

一方で、この施設が有料入館を終了した理由が「施設の老朽化」。今後、公開できるスペースに制限が生まれる可能性もあるといいます。

<東海大学海洋科学博物館 村山司館長>

「ポンプが回らなくなるとか、水温の調節がおかしくなるとかで、どうしても見せられない水槽が出てきてしまうが、お客様の安全を考えながら、楽しく見ていただきたい」

一般入館は、原則木・金・土・日の週4日のみですが、夏休み期間は毎日開館。予約は、ホームページで受け付けています。

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