インテルのユニフォーム胸部からスポンサー「digitalbits」が消えた“胸ロゴ無し”ユニが話題だ。
シンプルな青黒ストライプに美しいという声がある一方、「digitalbits」との契約がこのまま終了となる可能性も高いことから、かつての人気ロゴ「PIRELLI」復活を希望する声も聞こえてくる。
1995年から2021年まで続いたインテルとPIRELLIの組合せは、サッカーユニフォーム史に残る「黄金コンビ」のひとつだ。
そこで、PIRELLI時代のインテル最高のユニフォームを選んでみたのでご紹介しよう。
インテル 1997-98 Umbro サード ユニフォーム
選手:フランチェスコ・モリエーロ
インテルとPIRELLIのパートナーシップ3年目のサードユニフォーム。UEFAカップ優勝の記憶が重なるボーダーデザインは現在でも人気が高い。このシーズンを最後にUmbroとの契約は終了となった。
インテル 1998-99 Nike ホーム ユニフォーム
選手:パウロ・ソウザ
現在も続くインテルとNikeのパートナーシップがスタートしたシーズン。その最初のデザインは前サプライヤーUmbro時代のキットを踏襲した感がある。シンプルで格好良い襟付きは90年代“セリエA黄金時代”を象徴する一着である。
インテル 2001-02 Nike ホーム ユニフォーム
選手:ロナウド
セリエAは3位、UEFAカップはベスト4という成績を残したシーズンのキット。光沢感ある生地とゴールドのパイピングに気品のようなものを感じるデザインだ。
インテル 2008-09 Nike ホーム ユニフォーム
選手:ズラタン・イブラヒモヴィッチ
セリエA4連覇を成し遂げたシーズンのユニフォーム。1908年創設のインテルは2008年で100周年を迎えている。07-08モデルには100周年記念エンブレムを付けたが、このシーズンはPIRELLIのロゴをゴールドで彩った。
ホームキットにホワイト以外のPIRELLIロゴを付けたのは、このキットを含めて歴代で2つしか存在しない(もう一つは16-17モデル)。
インテル 2009-10 Nike ホーム ユニフォーム
選手:ヴェスリー・スナイデル
ラウンドネックがレトロな雰囲気を醸し出すこのキットを着て、セリエAは5連覇という快挙を達成。さらにコッパ・イタリアとUEFAチャンピオンズリーグも制覇し、見事3冠を成し遂げた。クラブの歴史に名を残す偉大なチームが使用したユニフォームである。
インテル 2009-10 Nike アウェイ ユニフォーム
選手:ディエゴ・ミリート
3冠という偉業を成し遂げた09-10シーズンのアウェイユニフォームは、ブルー&ブラックの胸ボーダーが美しいデザイン。この胸ボーダースタイルは何となくインテルの定番デザインに思えるが、実はさほど多くはない。
インテル 2013-14 Nike ホーム ユニフォーム
選手:ハビエル・サネッティ
ネイビーに近いダークブルーとブラックのストライプを採用したシーズン。インテルでは珍しタイプのカラーコンビネーションだが、洗練されたデザインが格好よい。地の色が濃いだけにPIRELLIのロゴマークもより強調された感があった。
インテル 2015-16 Nike ホーム ユニフォーム
選手:長友佑都
2シーズン続いたダークカラーのストライプから本来のブルー&ブラックに戻ったユニフォーム。細めのストライプが90年代のキット(とくに98-99モデル)を彷彿させる。
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PIRELLIの胸スポンサー契約は2020-21シーズンを最後に終了となったが、現在でもクラブのスポンサー自体は継続している。とはいえ胸ロゴ復活の可能性は相当低いと思われるが、事あるごとに復活待望論が沸き上がるあたりにPIRELLIの変わらぬ人気ぶりを窺い知ることができる。
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