DFBポカールの準決勝シュトゥットガルト戦で決勝ゴールを決めたアイントラハト・フランクフルトのMF鎌田大地。
今シーズンは開幕から絶好調でゴールを量産し、日本代表のエース格としてワールドカップに臨んだ。
しかし大会後はその勢いがぱったり止まり、さらにシーズン終了後にフリーで退団することが決まって以降は「もはやチームに気持ちがないのではないか」という見方もされていた。
しかし鎌田はシュトゥットガルトとの試合後、それを強く否定した。
鎌田大地
「自分が退団すると発表してから、周りからは「僕自身はここにいない」なんてよく言われますけど。
僕はチームのために、このシーズンが終わるまではフランクフルトのためにやりたいと思ってたし。そういう人たちの言ってることを…そういう人たちを良い意味で期待を裏切れたと思います。
間違いなく僕自身はフランクフルトの試合が終わるまではフランクフルトのために全力で戦いたいと思ってて。フランクフルトの力になれたのは自分にとって今日は素晴らしい日になったし。
まだ決勝まで残ってるしリーグも残ってるので、最後までフランクフルトのために良い結果が得られるように何か助けになればいいと思っています。
「前半戦はうまく点が取れすぎました。
僕自身は「こんなのは続かない」っていうふうにはよくメディアに対しては言ってたんですけど。やっぱり周りの見られ方としてはボランチで出ようが6番で出ようがトップ下で出ようが、点を取れないと「良くない」と。
僕自身が旅立つと決めてからそういうふうな見られ方をよくしてましたけど。
リーグではなかなか点を取れなかったですけど、こうやってフランクフルトのために大事なタイミングで大事なゴールを決められたのは、間違いなく毎日のトレーニングからフランクフルトのために、自分自身のために取り組んできた成果だと思いますし、こういうことを続けていくべきだと思います」
周囲の批判を「良い意味で裏切れた」という鎌田。
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あくまでフランクフルトのために毎日全力でトレーニングしていたことが今回のような結果に繋がったと話していた。