極右組織指導者ら4人に有罪評決 米議会襲撃、扇動共謀罪

扇動共謀罪などに問われ、有罪評決が出されたエンリケ・タリオ被告=2019年8月、米オレゴン州ポートランド(AP=共同)

 【ワシントン共同】2021年の米議会襲撃を巡ってワシントン連邦地裁の陪審は4日、扇動共謀罪などに問われた極右組織プラウド・ボーイズの元リーダー、エンリケ・タリオ被告(39)らメンバー4人に対し、有罪評決を出した。米主要メディアが報じた。量刑は7月下旬に言い渡される見通し。

 米主要メディアによると、タリオ被告らは、20年大統領選で敗北したトランプ前大統領から勝利したバイデン現大統領への平和な権力移行を阻止しようと共謀。検察側は、プラウド・ボーイズは自分たちを「トランプ氏の軍隊」とみなし、バイデン氏の大統領就任を阻止するため「全面戦争」の準備をしていたと指摘していた。

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