【第28節】ブライトン vs マンチェスター・U
5月4日、プレミアリーグ第28節順延分のブライトン vs マンチェスター・ユナイテッドの試合がアメックス・スタジアムで行われた。
ブライトンは普段はボランチでプレーするモイセス・カイセドが右サイドバックで出場。前節、ベンチスタートだった三笘薫はいつも通り左サイドハーフで先発した。
開始早々の2分にチャンスを作ったのはマンチェスター・ユナイテッド。ショートカウンターからアントニーがシュートを放ったが、わずかに外れる。ブライトンも4分、三笘が相手の最終ラインの横パスをカットしてGKと1対1の決定機を作るが、シュートは相手GKダビド・デ・ヘアの顔面を直撃しゴールならず。デ・ヘアはしばらく倒れていたが、プレー続行に支障はなかった。
13分にはブライトンがバイタルエリアでパスをつなぎ、ファクンド・ブオナノッテからパスを受けた三笘がカットインからシュートを放つが、惜しくもゴール右へと外れる。
20分にはマンチェスター・ユナイテッドにチャンス。アントニー・マルシャルがペナルティーエリア内でボールを受け、折り返しをアントニーが左足で狙うが、わずかに枠を捉えられない。その後もペースを握り、28分にはパスを繋ぎながら敵陣に侵入すると、マーカス・ラッシュフォードが一瞬の加速で相手を振り切りシュート。GKジェイソン・スティールが驚異的な反応でブロックする。39分にはマルシャルが抜け出したが、ここもスティールがスーパーセーブを見せる。
前半は両チームが持ち味を発揮してお互いにチャンスを作り、見応えのある展開が続きながらもスコアレスで終了する。
後半も一進一退の攻防が続く。ブライトンは52分、エンシソがゴール前で粘り強くボールをキープしシュートを放つと、58分には中盤でのボール奪取から三笘がボールを運んでペナルティーエリア内へ。ループ気味のシュートを放ったがコースが甘く、デ・ヘアにキャッチされる。
マンチェスター・ユナイテッドは68分、ブライトンのビルドアップのボールを拾ってブルーノ・フェルナンデスがシュートを放つが、ここもスティールがブロック。69分にはアントニーのファウルを巡って両チームが小競り合いを起こすなど、徐々にヒートアップしていく。
終盤にはブライトンが猛攻。90分にはカウンターで三笘からマーチへ。ドリブルは相手DFに阻まれ、マック・アリスターのミドルシュートもデ・ヘアに弾かれるが、90+5分、CKの流れの中でルーク・ショーの手にボールが当たる事例が発生。オンフィールドレビューを経て、主審はPKの判定を下した。
キッカーはマック・アリスター。たっぷり時間を取り、短い助走からゴール左上に蹴り込んで90+9分にブライトンが先制。再開直後に試合終了となり、ブライトンが劇的な勝利を飾った。
勝利したブライトンは勝ち点を55に伸ばして暫定6位に浮上。マンチェスター・ユナイテッドは勝ち点63のままとなっている。
ブライトンの次節の試合は第35節、ホームでのエヴァ―トン戦。マンチェスター・ユナイテッドはアウェイでウェストハムと対戦する。
