22台の山車が巡行 大國魂神社「くらやみ祭」4年ぶり開催

4年ぶりに開催中の「くらやみ祭」。5月3日は神社の前を馬がさっそうと走る様子を中継でお届けしましたが、4日は壮大な山車行列が見られました。

大國魂神社で開催中の「くらやみ祭」。この祭は1000年以上の歴史があり、街の明かりを消した暗闇のなかでみこしを担いでいたことから「くらやみ祭」と呼ばれています。7日間で80万人が訪れるということで、この日も山車行列を見ようとすごい人出です。

山車行列は、市内22の町内会がそれぞれの山車を引きながら、神社の周辺を練り歩きます。

また、山車では府中囃子が演奏されていて、神社を中心に、東側の地域は船橋流、西側の地域は目黒流と2つの流派に分かれています。船橋流の曲調は優雅でゆったり、一方、目黒流はにぎやかで早めの曲調と、その違いを聞き比べるのも、お祭りを楽しむ一つになっているということです。

この行事は戦後から始まり、最初は数台の山車しか巡行していなかったそうですが、いまでは22台となり、連なる山車行列を見るとかなり壮大です。また、山車を近くで見てみますときらびやかで、提灯の明りに浮かび上がる姿はとても幻想的でした。

「くらやみ祭」は5月6日まで行われます。

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