【高校野球春季神奈川県大会】相洋が決勝進出 主将・渡辺が初回に先制二塁打、「入りが大事」と主導権握る

【相洋―東海大相模】1回裏相洋1死一塁。先制の適時二塁打を放ち、送球間で一気に三塁を陥れた渡辺=横浜

◆相洋2-1東海大相模

 相洋の主将渡辺が初回に先制の適時二塁打。東海大相模・子安の力強い真っすぐを逆らわずに右中間へ押し込み、「入りが絶対に大事になると話していたので絶対に1点取りたかった」。横浜戦同様に先制点を奪い、主導権を握った。

 下級生の投手陣を引っ張る精神的支柱でもある。「内角をうまく使えばなんとか抑えられる。気負けすると失投になるので絶対にここに投げさせるという気持ちで投げさせた」と渡辺。理想通りのロースコアで4試合連続の1点差ゲームを演出し、番狂わせの立役者となった。

 ファイナルで対峙(たいじ)するのは選抜出場の慶応。「満足したら成長も止まる。粘り強くやるスタイルで勝ちたい」と闘志を燃やした。

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