【真岡】こどもの日の5日、子どもの健やかな成長を願う恒例の「神使(しんし)祭子供祭」が東郷の大前(おおさき)恵比寿神社で行われた。
同神社と同じ敷地にある大前神社では、願いがかなうと生きたコイを奉納し、そのコイにお神酒を飲ませて五行川に放流したという伝説がある。祭りはこれにちなみ、子どもがコイのように元気に育つことを願って毎年行われる。
今年は親子連れら約30人が祭りに参列した。神事を執り行った後、川魚の幼魚約300匹を放流した。子どもたちは素手でつかんだり網を使ったりして次々と魚を川に放っていた。
茨城県つくば市、小学5年吉岡航希(よしおかこうき)君(10)は「少しつかみにくかったけれど、たくさん放せて楽しかった」と話した。
端午の節句の風習となっているしょうぶ湯に活用してもらおうと、参列者にはショウブの葉も配られた。