ホイップクリームで作るフラワーケーキ

季節のフルーツをたっぷりサンドした生クリームのケーキに、ホイップクリームで作ったバラの花をあしらいました。

by COCCO(コッコ)さん

このレシピの材料


数量:5号のケーキ一台

スポンジケーキ

卵… 2個

グラニュー糖… 60g

薄力粉(特宝笠)… 60g

バター(食塩不使用)… 20g

牛乳… 20g

ケーキ部分

シロップ(水20g+砂糖10g)… 30g

☆下塗り用生クリーム… 170g

☆グラニュー糖(下塗り用)… 15g

★本塗り用生クリーム… 70g

★グラニュー糖(本塗り用)… 5g

色素:青(Royal blue +Black)… 適量

季節のフルーツ(今回は苺2/3パック)… 適量

デコレーション

らくらくホイップ… 1本〜1.5本

ミルククリーム… らくらくホイップの10%

色素:ピンク(Pink +Black)… 適量

色素:グリーン(Moss green +Black)… 適量

白アラザン:wilton スプリンクル ノンパレイユ ホワイト… 適量

下準備


デコ型にクッキングシートを敷いて、(あれば)ジェノワーズプロテクターをつけておく。 スポンジ生地用の材料はすべて計量しておく。 ボウルやハンドミキサーの羽根はよく拭いてしっかり乾かしておく。(卵に水分が入ると泡立ちが悪くなります。) オーブンは160℃で予熱しておく。

スポンジケーキ


1.50℃前後のお湯で湯煎して卵をゆっくり撹拌しながら、36℃前後まで温める。

2.卵が温まったらすぐに湯煎から外し、かわりに牛乳とバターを湯煎にかける。

3.卵をハンドミキサーの高速で泡立てる。生地がもったりして、竹串を刺しても倒れないくらいしっかりと。

4.低速で1分くらい回して生地のキメを整える。

5.薄力粉をふるい入れ、「の」の字を書くように、切るようにして混ぜる。粉気がなくなるまでしっかりと。

6.牛乳とバターのボウルに生地をひとすくい入れて馴染ませてから生地に戻し、油分が生地に馴染むよう、底から返すようにして混ぜる。

7.型に流し入れる。生地の状態はリボン状にヒラヒラと流れ落ちる感じ。

8.トントンと型を少し高いところから落として気泡を抜き、160℃で34分焼成する。焼き上がりの目安は、上部に焼き色がつき、少し締まっている(型と生地の間に少し隙間ができる)くらい。

9.トーンと一回、20cmくらいの高さから落として空気を抜き、ついで逆さまにして冷ます。網の上でも平らな台の上でもOK。シートはつけたまま冷ます。 粗熱が取れたら、袋に入れるなどして密閉し、乾燥しないようにする。 そのまま最低3時間、できれば一晩常温に置いて生地を落ち着かせる。

10.スポンジ生地は、ルーラーなどを使って3枚にスライスする。

11.下塗り用生クリームに、下塗り用グラニュー糖を投入し、氷水でボウルを冷やしながら、8分だてまで泡立てる。 目安は、ホイッパーにクリームがこもって落ちず、ゆるくクリームがお辞儀するくらい。

12.回転台にスポンジ生地を置き、カードなどを使ってきっちり真ん中になるよう位置を調整する。

13.レンチンで砂糖を溶かした後、冷ましておいたシロップを生地にはたく。(省略可)

14.薄くクリームを塗り、スライスしたフルーツを並べる。 ※フルーツはキッチンペーパーで水気を拭いておく。 ※切り分けるときに邪魔なので、ど真ん中にはフルーツを置かないようにする、

15.クリームを乗せて塗り広げる。

16.2枚目のスポンジ(スライスしたとき一番上にいたものを真ん中に持ってくるとケーキの形が整いやすい)を乗せ、同様にシロップを打ち、生クリームを塗り広げ、フルーツを並べる。

17.苺の上にクリームを乗せ、一番上のスポンジを乗せる。 ※カットしたときに真ん中にいたやつを一番上にするとケーキ全体の形が整いやすい。 一番上のスポンジにもシロップを打つ。

18.生クリームを上に落とし、回転台を回しながらパレットナイフでおさえて上を平らにする。

19.横にはみ出した生クリームを下へ落としながら、サイドにクリームを塗る。小刻みに押しつけるようにするイメージ。

20.サイドをナッペする。 パレットナイフを使うのが王道だが、わたしのように不器用で、すぐ台形になってしまう人にはカードが便利。

21.上の縁にはみ出したクリームを、撫でるようにして取っていく。飛行機の離陸のイメージでスーッと撫でるようにする。

22.本塗り用の生クリームにグラニュー糖と色素を加え、7分立てまで泡立てたもので本塗りをする。 下塗り同様に、上に乗せて回転台を回しながら上部を平らにする。

23.下塗り同様に、サイドにクリームを落としてナッペした後、フチの部分の処理をする。

24.下部にパレットナイフをそっと当てて回転台を一周させ、回転台に密着している部分のクリームを取る。

25.ケーキの下にパレットナイフを差し込んで持ち上げたあと、左手を添えて、トレイの上に動かす。 先に左手を抜き、ケーキを下ろしたのち、パレットナイフを引き抜く。 冷蔵庫で冷やしておく。

26.ミルククリームとらくらくホイップを等量ボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。 ※富澤商店のミルククリームの場合は5g+5g ※明治やトップバリューのミルククリームの場合は、10g+10g

27.40g程度のらくらくホイップを足して、ボウルを保冷剤や氷水で冷やしながら混ぜる。 ゴムベラでクリームをボウルに擦りつけるようにして気泡を潰す。

28.色素を加える。原色だとケミカルになりがちなので、ほんの少量の黒を足して色味をおさえる。

29.ゴムベラでよく混ぜ合わせる。

30.バラ口金をつけた絞り袋に入れて、カードでクリームを寄せる。

31.ネイルの上に土台を1cmほどの高さに絞り出し、その中心に円錐形にクリームを絞って花芯を作る。

32.花芯よりほんのすこし高い位置で、3枚の花弁で覆う。 口金はやや内側へ倒す。

33.その周囲を4〜5枚の花弁で覆う。この花弁がもっとも高くなるようにする。 口金はほぼ垂直。

34.口金を外側に倒し、バランスを見ながら外側の花弁を絞る。 この花弁は低く絞る。

35.口金に残った柔らかいクリームは、液状化していなければ、いったんボウルに戻し、新しいクリームを加えて冷やしながら混ぜると復活する。 一番濃い色から始め、白を足しながらクリームの色を徐々に薄くしていく。

36.お花の移動には、フラワーリフターを使う。下部に先を開いたまま差し込み、回すようにして持ち上げる。

37.グラデーションをつけながら12輪絞る。 ※写真は予備を含む。らくらくホイップ1本でこの程度の量絞れる。 冷蔵庫で冷やしておく。

38.バラ同様に、グリーンのクリームを作る。 103の口金をつけた絞り袋に入れて、葉っぱを絞る。 葉っぱや小花は、ネイルの上にクリームでクッキングシートを貼り付け、その上に絞る。

39.右側を絞る際には、口金を立てるように絞ると立体感が出る。

40.7〜8枚絞り、クッキングシートごとトレイに乗せて冷凍する。葉っぱは少し厚めのほうが扱いやすい。

41.小花は、小豆大に絞ったグリーンの上に101sで白の花弁を5枚絞る。 クッキングシートの上に5〜6輪作り、冷凍する。

42.バラを置く場所に土台用のクリームを絞る。

43.土台用に絞ったクリームに立て掛けるようにしてバラを置く。

44.反対側にもバラを置く。

45.裏側にもバラを置く。

46.3つのバラの上にもう一輪バラを置く。

47.3箇所に同様に配置する。 バラの花色をあえてばらけさせる。 出来がよい花を上にするときれい。

48.冷凍しておいた葉っぱを箸で摘んで配置していく。

49.花の隙間に白の小花やスプリンクルなどを散らして仕上げる。 細かい白花は、グリーンのクリームでケーキの上に直接絞り出した土台の上に、wilton3の口金かコルネでちょんちょんと白のクリームを置いて作る。

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