早岐茶市スタート 農水産物が盛りだくさん 100店集結 長崎・佐世保市

思い思いの品を買い求める来場者=佐世保市、早岐瀬戸海岸通り

 長崎県佐世保市の初夏の風物詩である早岐茶市(早岐商工振興会主催)が5日、同市の早岐瀬戸海岸通りで始まった。7日まで初市、12~14日に中市、26~28日に後市が開催予定で、時間は午前9時~午後5時。
 早岐は安土桃山時代から交通の要衝として栄えた。茶市は住民らが山と海の幸を物々交換したのが起源とされる。今年は約100店が軒を連ね新茶や海産、農産物を販売。来場者は店舗関係者の説明を聞きながら思い思いの品を買い求めていた。会場では大道芸も披露され、買い物客が拍手を送っていた。
 西海市から家族で訪れた女性(62)は「楽しみにしていた。期間中にまた来たい」と笑顔で話した。
 同振興会は「開かれた場所で風に当たりながら、いろいろなお店を発見してほしい」とPRしている。

© 株式会社長崎新聞社