通常より小型のペーロンで行う「第3回ながよリトルペーロンフェスタ」（実行委主催）が4月30日、長崎県西彼長与町の長与港であり、県内外20チームが熱戦を繰り広げた。
リトルペーロンは、長与町ペーロン選手会の前田義人さん（31）が少人数でもできるようにと考案。舟の全長は約7メートルで、こぎ手6人、かじ取り1人、太鼓打ち1人の計8人乗り。
大会は前田さん手作りのリトルペーロン4隻でクラス別に対戦し、訪れた多くの観客が拍手や声援を送った。飲食の出店やリトルペーロンの体験、ステージイベントなどもあり、会場周辺がにぎわった。
実行委員長の山辺あゆみさん（39）は「後継者が減る中、ペーロンの灯を絶やさないという前田さんの情熱が皆を動かした。来年以降もゴールデンウイークの恒例行事にして長与を盛り上げたい」と話した。
