愛好者による「春の山野草展と押し花絵展」/岡山・津山市

「春の山野草展と押し花絵展」が新野東の勝北公民館で開かれ、愛好者グループによる鉢植えや押し花アートが来場者の目を楽しませている。5月7日まで。

勝北文化協会の「山野草愛好会」(濃野正義会長)が約90点、「押し花絵教室たんぽぽの会」(岡田成子会長)が約30点を出展。

かれんな花を咲かせた山野草は、真っ白なフタリシズカやシライトソウ、鮮やかな黄色のイワキンバイ、紫色のホタルカズラ、ミヤマオダマキなどが目を引き、コケのあしらい、石付けも野趣を引き立てる。

押し花アートは、桜の花に樹皮で石垣も表現した津山城の眺め、ライスフラワーによる満開の醍醐桜、綿花を雪や水に見立てた富士山や渓流の風景など、趣向を凝らした作が並ぶ。

濃野会長は「今季は花期が前倒しになり、会員たちが苦心したが、何とか見頃の鉢をそろえた。趣あるしつらえとともに清楚(そ)な花をめでてほしい」と呼びかけている。

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