6日(土)は二十四節気の立夏 東京都内で今季初の30℃超え真夏日に この先は気温大幅ダウン

 6日(土)は二十四節気の立夏(りっか)で、暦の上では夏が始まる日とされている。東京都内では今シーズン初めて30℃以上の真夏日になった所があり、暦通り夏のような暑さとなっているが、8日(月)にかけて気温は右肩下がりの予想。昼間でも20℃に届かない所があり、気温の変化が大きくなるため体調管理に注意したい。

東京・八王子で30.0℃を観測し都内初の真夏日に

 6日(土)の関東は朝から日差しが届き、強めに吹く南風が暖かい空気を運んできているため平年より気温が高く、午後2時までの最高気温は東京都心で27.9℃(13時10分)と今年これまでで1番の暑さを観測。
 また、八王子は12時32分に30.0℃を観測して今シーズン初めて東京都内で真夏日となった。そのほか青梅では30.8℃(13時8分)、練馬では30.2℃(13時47分)を観測。なお、桐生(群馬)では32.4℃(13時45分)と全国の中で今年これまでで1番の暑さを観測した。

8日(月)にかけて気温変化大 体調管理に注意

 6日(土)日中は晴れる関東も、夜遅くからは雨の降りだす所がある見通し。7日(日)は朝から雨が降ったりやんだりで、特に午後は雷を伴い激しい雨が降って雨足が強まるおそれがある。雨は連休明け8日(月)にかけて続く見通し。

 6日(土)は真夏のような暑さだった所も、7日(日)から8日(月)にかけて日差しは少なく、南風から北風に変わるため気温は右肩下がりの所が多くなりそうだ。
 この先の最高気温は、7日(日)は25℃を下回り、8日(月)には20℃に届かない所がほとんどの予想。8日(月)の東京は最高気温でも15℃と平年より8℃低い3月下旬並みの見込み。冷たい雨になりそうだ。

 関東は各地とも気温変化がかなり大きくなるため、春物コートや上着はまだ手元に置いておいた方がいいだろう。服装で上手に調節し、体調を崩さないよう気を付けたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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