車爆発、ロシアの作家負傷 侵攻支持、運転手は死亡

6日、ロシア・ニジニーノブゴロドで、作家のザハル・プリレーピン氏の車が爆発した現場(連邦捜査委員会のテレグラムから・タス=共同)

 ロシアの作家ザハル・プリレーピン氏の乗った車が6日、ロシア西部ニジニーノブゴロドで爆発し運転手が死亡、プリレーピン氏も足を負傷し病院に運ばれた。連邦捜査委員会はテロ事件として捜査を開始。警察当局は容疑者の男を拘束したと発表した。インタファクス通信などが伝えた。

 プリレーピン氏はロシアのウクライナ侵攻を支持し、昨年9月にプーチン大統領が併合を宣言したウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)のロシア系住民を支援する活動を続けていた。

 治安筋は車体の下部に仕掛けられていた爆発物が遠隔操作で起爆したとの見方を示し、ウクライナ側による報復の可能性があると指摘した。

ザハル・プリレーピン氏=2017年(AP=共同)

© 一般社団法人共同通信社