パタゴニア(Patagonia)のおすすめレインウェア9選!筆者愛用のモノも含め選び方を徹底解説

梅雨の季節はもちろん、1年を通して活躍するレインウェア。今回は、アウトドアブランドで人気の「パタゴニア(Patagonia)」のレインウェアを徹底解説。数あるレインウェアの中からシティー向きや高山向きなど用途別に紹介します。

パタゴニア(Patagonia)が使用する雨に強い素材

アメリカ発の人気アウトドアブランド「パタゴニア(Patagonia)」。上品質で飽きがこないデザインは老若男女に支持されていますが、その中でもレインウェアは人気で素材・技術・デザイン違いで数種類発売され、パタゴニアも力を入れている商品です。

そんなパタゴニアのレインウェアで主に使用されている素材は2つ。

1.H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー

筆者撮影

パタゴニアが独自で行う、高水準のテストに合格した商品につく商標で、厳密には素材の名前ではなく、防水性、透湿性、撥水性、長期的耐久性を保証する規格の名称。

その基準は高く、豪雨のシミレーションや水蒸気透過率の計算、素材のフィールドテストも行われ、それゆえにパタゴニアの防水ウェアは多くの人に支持されています。

このパタゴニア独自の規格「H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー」には、2層、2.5層、3層、4層構造があり、層が厚くなるほど過酷な環境向きと言われ、用途によって選べるところも魅力です。

2.ゴアテックス

筆者撮影

アメリカのWLゴア&アソシエイツ社製の防水・透湿性素材で、防水素材といえば「ゴアテックス」と言われるほど世界的に有名な素材。

このゴアテックスは、ゴアテックスファブリクスに表地や裏地を組み合わせることで、強度や透湿性に変化が付けられ、スタンダードなゴアテックス(GORE-TEX)、丈夫なゴアテックスプロ(GORE-TEX PRO)、蒸れにくいゴアテックスアクティブ(GORE-TEX ACTIVE)と種類があります。

アウトドアドアブランドではパタゴニアの「H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー
」や、ザ・ノースフェイスの「DRYVENT」のように独自の防水・透湿性の技術を持つブランドも多いですが、「ゴアテックス素材」は、さまざまなブランドで使用されています。

筆者撮影

パタゴニア(Patagonia)のおすすめレインウェア

数あるパタゴニアのアウターの中で、梅雨の季節におすすめのジャケットは…

トレントシェル3Lジャケット

筆者撮影

パタゴニアのレインウェアの中で、手ごろな価格で長年人気の定番レインジャケット。シンプルなデザインで高い防水性と湿性機能を発揮するH2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジーの3層構造で抜群の耐久性を実現。

脇にはベンチレーション用のジッパーがあり、汗をかいても熱や湿気を逃がせるようになっていたり、フードが必要ない時には畳めるようになっていたり、袖口や裾の調節もでき、機能性も抜群。

筆者も長年愛用しているレインウェアです。ただし、筆者が持っているものは旧バージョンの2.5層のもので、優れた防水性と透湿性であったものの、よく動かす部分のコーディングがボロボロと取れてしまいました。

筆者撮影

しかし、リニューアルした3層の「3L」は、その取れやすかった裏地のパウダーコーディングを廃止し、「トリコット」と呼ばれるニットを裏地に採用。そうすることでコーディングがポロポロ剥がれ落ちることがなくなり、肌触りも上昇。

パタゴニアのレインウェアの中ではエントリーモデルで、シティーでも山でも使えるオールマイティなレインウェアです。

べビー、キッズ用の「トレントシェル3Lジャケット」もあるので、家族で揃えられる点も魅力です。

  • H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー
  • 3層構造の3.5オンス・50デニール・エコニール・リサイクル・ナイロン100%のリップストップ
  • 重量:メンズ400g
  • ハイキング・低山登山向き
  • メーカー販売価格:25,300円

トレントシェル3Lジャケットシティーコート

「トレントシェル3Lジャケット」のスペックですが、カタチがトレンチコート風のレインコート。女性らしいシルエットで普段着にも合わせやすく、通勤や通学に最適。

近年はゲリラ豪雨など急な激しい雨も多いですが、丈が長めでアウトドアスペックの防水効果のため、これからの季節に重宝します。

  • H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー
  • 3層構造の3.3オンス・50デニール・リサイクル・ナイロン100%のリップストップ
  • 重量:403g
  • シティーユース向き
  • メーカー販売価格:29,700円

スレート・スカイ・ジャケット

「トレントシェル3Lジャケット」と同様、H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー3層構造ですが、「スレート・スカイ・ジャケット」は30デニールのため、「トレントシェル」よりもレインウェア特有のシャカシャカ感が少なく、柔らかく、着心地がよいレインジャケット。

シンプルなデザインで、袖口のテープや脇のベンチレーションはなく、スリムフィットスタイルで軽量。日本人の体形に合いやすいシルエットで、普段着にもよいレインジャケットです。

  • H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー
  • 3層構造の3.2オンス・30デニール・ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%
  • 重量:メンズ295g
  • 自転車、ハイキング、シティーユース向き
  • メーカー販売価格:28,600円

グラナイト・クレスト・ジャケット

H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー3層構造の30デニールで、「トレントシェル」よりもより動きやすく、アクティブ向きレインウェア。

また、「トレントシェル3Lジャケット」と異なり、フロントのジッパーは止水ジッパーで、チェストポケットつき。

色のバリエーションも豊富で、メンズは9色、ウィメンズは7色あるところも魅力です。

  • H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー
  • 3層構造の3オンス・30デニール・ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%のリップストップ
  • 重量:メンズ400g
  • トレッキング・登山向き
  • メーカー販売価格:33,000円

ストーム10・ジャケット

最軽量の3層構造素材のレインジャケット。ヘルメットに対応したフード、RECCO雪崩救助反射板(リフレクター)を内蔵。使用しないときは胸ポケットに本体をコンパクトに収納可能。

235gと超軽量で、登山など軽量化が重要なアウトドアスポーツ向きのレインジャケットです。

  • H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー
  • 3層構造の2.2オンス・20デニール・リサイクル・ナイロン100%のリップストップ
  • 重量:メンズ235g
  • 登山向き
  • メーカー販売価格:44,000円

トリオレット・ジャケット

3層構造ゴアテックス・ファブリクス素材のレインウェア。雪山、クライミングなど高山のアクティビティに対応する高機能シェル。

ヘルメットに対応したフード、レスキューに役立つRECCO雪崩救助反射板、止水加工のジッパーなど過酷な環境下でも活躍する機能が満載のレインウェアです。

  • ゴアテックス・シェル
  • 3層構造の平織りの5オンス・75デニール・リサイクル・ポリエステル100%
  • 重量:メンズ550g
  • 高山・クライミング向き
  • メーカー販売価格:52,800円

ストーム・レーサー・ジャケット

トレイルランニング向きのレインウェア。H2Noパフォーマンス・スタンダード3層構造ですが、2.2オンス・20デニールで198gという軽量化を実現。

バックパックの上にもレイヤリングしやすいダブルジッパーで、行動食や水にアクセスしやすい構造。

上り下りで走りやすいように裾にスナップがあり、サイドジッパーを外せばジャケットを簡単に脱ぐことができるようになっていたりと、「トレイルランニング」に特化した機能が特徴です。

  • H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー
  • 3層構造の2.2オンス・20デニール・リサイクル・ナイロン100%のリップストップ
  • 重量:メンズ198g
  • トレイルランニング向き
  • メーカー販売価格:36,300円

スウィフトカレント・ウェーディング・ジャケット

釣り向きに作られた防水ウェア。H2Noパフォーマンス・スタンダード・シェルの防水性・透湿性バリヤーを施した4層構造。

釣り具を入れやすいように内外にポケットが多くあるのが特徴。

ジャケットのほかにも、スウィフトカレントシリーズは、つなぎの「スウィフトカレント・ウェーダー」や「スウィフトカレント・エクスペディション・ジップフロント・ウェーダー」など釣りに特化したウェアがあります。

オフ・スロープ・ジャケット

ドローコードを絞ってウェストを調節できる女性用のレインウェア。H2Noパフォーマンス・スタンダード採用の2層構造で保温性も兼ね備えており、スナップ留めの前立てで冷気の侵入も遮断。

防水性だけでなく、防寒着としても優秀なジャケットです。

  • H2Noパフォーマンス・スタンダード・テクノロジー
  • 2層構造の4.3オンス・ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%のファイユ。
  • 重量:839g
  • シティユース向き
  • メーカー販売価格:49.500円

パタゴニア(Patagonia)のレインジャケットはTPOに合わせて選ぼう

筆者撮影

どのブランドもそうですが、高機能なモノになればなるほど価格があがります。パタゴニアのレインジャケットは、「シティ向き」や「登山向き」のほかにも、「クライミング向き」や「釣り向き」など、アクテビティに特化したレインウェアが多いため、自分のアウトドアの目的によって選ぶのがよいでしょう。

パタゴニアのモノは、カラー展開も豊富でシンプルなデザインなので、アウトドアだけでなく、梅雨時期はシティーユースにもなります。軽く、コンパクトに畳めるものも多いので、梅雨時期はバックにひとつ入れて置くと便利です。

【ワークマン人気レインウェア(カッパ)10選】 登山用にも普段使いでも問題なし!選び方も伝授 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

© ハピキャン