浦和ACL制覇! 5大会ぶり頂点、史上最多の3度目王者に 満員のホーム埼スタでアルヒラルに1―0

トロフィーを手に喜びを爆発させる浦和の選手たち

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は6日、埼玉スタジアムでホームアンドアウェー方式の決勝第2戦が行われ、浦和レッズはアルヒラル(サウジアラビア)に1―0で勝利。2戦合計2―1とし2017年以来、5大会ぶり3度目の頂点に立った。現行の大会になり3度目の制覇は、歴代最多となった。酒井がMVPを獲得した。

 日本時間4月30日にアウェーのリヤドで行われた第1戦を1―1で折り返し、迎えたホーム埼玉スタジアムでの第2戦は、5万3374人の観衆で満員の中、午後6時にキックオフした。

 浦和は、大会連覇を狙うアルヒラルに押し込まれたが、GK西川の好セーブなどでスコアレスで前半を折り返した。後半立ち上がりの3分、MF岩尾のFKをDFホイブラーテンが頭で折り返すと相手守備のクリアがオウンゴールになり得点した。

 浦和は今大会、東地区予選リーグを計20得点の得点力で4勝1分け1敗の2位通過。埼玉での集中開催となった決勝トーナメントは、1回戦でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に5―0で勝利し、準々決勝のBGパトゥム(タイ)にも4―0で快勝した。準決勝では全北(韓国)と2―2で延長戦でも決着がつかずにPK戦へ。GK西川が2本のシュートを止め3―1で勝利し決勝進出を決めた。

 優勝した浦和は12月12日から(22日まで)サウジアラビアで開催されるクラブワールドカップにアジア王者として6年ぶり3度目の出場をする。

■一丸で勝ち取った優勝/大野元裕知事

 浦和レッズの選手、監督をはじめクラブ関係者の皆さん、ファン・サポーター、県民の皆さん、AFCチャンピオンズリーグ2022優勝、誠におめでとうございます。

 マチェイ・スコルジャ新監督の下、レッズの皆さんとファン・サポーターが一丸となって勝ち取った見事な優勝です。5シーズンぶり3度目の優勝という最高の栄誉は、県民の悲願であり、大変うれしく思います。

 この勢いを維持し、今季のJ1リーグにおいても、浦和レッズらしい熱い戦いを見せてくれることを心から期待しています。We are REDS!

■勢いそのままリーグも/清水勇人さいたま市長

 浦和レッズの監督、選手、コーチ、クラブ関係の皆さま、ファン、サポーター、市民の皆さま、優勝誠におめでとうございます。2017年以来3度目の優勝を大変うれしく思い、さいたま市民を代表して心からお祝い申し上げます。

 この勢いのまま、アジアチャンピオンとして、FIFAクラブワールドカップでも実力を遺憾なく発揮するとともに、Jリーグにおいても、06年以来の市民待望の優勝を期待しております。

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