新オーナーのもとで大補強を行ったものの、深刻な不振に苦しんでいるチェルシー。
今季マンチェスター・シティから移籍してきたラヒーム・スターリングは、『Sky Sports』でこう話していた。
「個人的にはキャリアで最低のひとつにある。少し奇妙に聞こえるかもしれないけれど、素晴らしい学習曲線でもある。
勝ちまくって順風満帆だったとしても、人生ではいろいろなことが降りかかってくることもあるからね。
このチャレンジは楽しみだし、正面からぶつかって、そこから逃げるつもりはない。
自分だけでなく、グループのことも強くしてくれるだろう。
こういうチャレンジは、サッカーだけでなく、人生においても、物事にどう対処して、その後どう進むのかが重要だ。
自分はクラブにやるべきことを指示する人間ではないが、以前いたところから察するに最も大事なのは組織。
全てに最終的な決定権を持つ監督がいて、全員がそれに従う。成功するチームには、必ず監督がいるものだ。自分の計画を持ち込んで、みんながそれに従う。
もし従わない人間がいたら、その人はチームの一員ではないし、ハイレベルでは残酷でなければいけない。
優勝するか、2位になるか、僕らのいまの順位にいるかは紙一重さ。経験上、全員が同じページにいることが重要だ」
「新しいオーナーシップ、シーズン開幕時にきた新しい監督、新しい選手、そして当時退団するはずだった選手、選手が多すぎる。
どんな監督にとっても、対処するのは大変だ。適切な量ではないし、僕らは全員がかかわるトレーニングセッションをしなければならない。フィットしている必要もあるからね。
それは難しいことだ。ただ、ここにいた監督全員が可能な限りプロフェッショナルに対処してきたし、どの選手に対しても無礼なことは決してしなかった。
これはチャレンジだし、僕らが間違いなく解決しなければいけないことだ。
なぜなら、もし監督がここにいるのなら、クラブが達成したいことや自分が達成したいことに頑張ってくれる選手を求めるからさ。
チーム内に感情が入り乱れるなかでそれをやるのは非常に難しい。間違いなくクラブとして整理する必要がある」
現状から学ぶことができるとしつつ、チェルシーが抱える選手数は多すぎるとも指摘していたようだ。
チェルシーがこの夏にどういった人員整理に乗り出すのか、注目される。