ドイツは違った!酒井高徳が判定に怒り心頭、Jリーグにも改革を要求

J1リーグ首位のヴィッセル神戸は3日、第11節で名古屋グランパスと敵地で対戦した。

試合は神戸が60分までに大迫勇也、佐々木大樹のゴールで2点をリードしたが、73分にキャスパー・ユンカー、後半アディショナルタイムに藤井陽也の同点ゴールが生まれ、名古屋が2-2のドローに持ち込んだ。

(藤井のゴールは見事だったが…)

ただこの結果に、神戸側は納得がいかないようだ。

神戸の吉田孝行監督は試合後、「ジャッジは納得がいかないです。最後に第4審から僕に1分追加しますと言われ、5分+1分のところが、時間は2分も過ぎていました」と審判団への不満を表明。

さらに元日本代表DF酒井高徳はもっと踏み込み、怒りをぶちまけた。

酒井高徳(ヴィッセル神戸)

「腹立たしいです。時間は守らないとないといけないと思います。

(アディショナルタイムで)何分流すなどコミュニケーションをとっているのはいいですが、後から確認すると退場のシーンで95分でアディショナルタイムが5分(の提示)で(試合が)終わっていますが、あと1分伸ばすと言って、終わったのは3分後でした。

なぜ、審判が4人もいるのに、それを区切る人がいないのかは疑問です。

Jリーグに疑問に思っている事が、審判団のインタビューが公開されないということです。ドイツでは、ちゃんとメディアに審判がたって、自分の非を認めたり、正しかったりの主張をメディアの前で話します。

日本では、こういう場で説明しないですし、SNSで叩かれると、審判を守るというのは、それは、ただ逃げていて自分達が守られたいという気しかしないです。

正しいなら正しいと言ってくれれば、選手も怒りながらも納得できます。終わった後に沢山材料が出てくると、選手はこーじゃん、あーじゃんとなってしまいます。

Jリーグが発信する場を作った方がいいですし、第三者がJリーグをジャッジしようと面白おかしくしようとしているのは違うと思います。

1分で状況が変わる中で選手はやっているので、それを担っている審判も責任を持って欲しいです。

失点して同点になったのは、選手に責任があります。僕らは反省もしないといけないですが、1分が審判の匙加減で決まるなら時間(の表示)はいらないです。

もっと状況を明確にする場を審判にも使った方がいいです。そういう場を作る事で選手とコミュニケーションを取れると思います。それも含めて腹立たしいです」

吉田監督と同じくレフェリーの判定に対して不満を表明した酒井。

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さらに酒井は、かつてプレーしたドイツを引き合いに「審判が発信する場を設けるべき」とし、現在のJリーグの体制に対しても疑問を投げかけた。

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