野田小が高台移転新築へ 25年度、津波浸水想定域外に

野田中隣に移転新築する野田小のイメージ図

 野田村教委(菊地理教育長)は、高台に野田小(佐藤隆司校長、児童184人)を移転新築する。岩手県の津波想定で現校舎は浸水域で孤立する恐れがあり、老朽化も進んでいることから判断した。場所は野田中の隣に位置し、村役場が津波で浸水した場合は、災害対策本部としても活用する方針。早ければ今夏に造成工事を始め、2025年度の開校を目指す。

 新校舎の移転予定地は、海から約2キロ西側の高台。隣接する野田中も含め、県の津波浸水想定の浸水域から外れる。現校舎は海から約750メートルで周辺部が同想定の浸水域に位置。1971年完成で老朽化も進んでおり、児童の安全確保のために、移転を決めた。

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