東証、午前終値は2万8969円 円高を嫌気、反落

 連休明け8日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落し、一時、節目の2万9千円を割り込んだ。外国為替市場の円高進行を嫌気し、輸出関連銘柄を中心に売り注文が広がった。下げ幅は一時200円を超えた。

 午前終値は連休前2日終値比188円27銭安の2万8969円68銭。東証株価指数(TOPIX)は4.86ポイント安の2070.67だったが、終値ベースの年初来高値を上回る場面もあった。

 根強い米金融不安から外国為替市場の円相場がドルに対して上昇したことを背景に、電機など輸出関連株に売り注文が拡大した。

 一方で、連休中に人出が増えたことを好感し、空運や陸運株には買いが入った。

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