アーセナル冨安健洋、ビッグ6の失望ワーストイレブンに選ばれる…その11人とは

シーズン佳境を迎えているプレミアリーグ。

そうしたなか、『Football365』は、今シーズンのビッグ6で失望だったワーストイレブンを選出。WhoScoredのレーティングをもとにしたという11人はこうなった。

GK エデルソン(マンチェスター・シティ)

マンチェスター・シティにとっては完璧なキーパーだが、それはGKとして完璧というわけではない。

今シーズンは、失点期待値よりも5点多く失点している。彼よりもセーブ率(60.9%)が低いのは、イラン・メリエ(リーズ)とギャヴィン・バズヌ(サウサンプトン)だけ。

左SB キーラン・ティアーニー(アーセナル)

今季はジンチェンコにポジションを奪われたが、それでもリーグ23試合に出場している。

マンチェスター・シティは彼の不安定さに戸惑うことはない。ニューカッスルやアストン・ヴィラが興味を示しているようだ。

CB クレマン・ラングレ(トッテナム)

スパーズは他のビッグ6よりも失点が15以上も多く、このフランス人DFも崩壊した守備陣のなかで苦闘している。

バルセロナに1000万ポンド(17億円)を支払って完全移籍させるべき理由があるのかを納得させることができていない。

CB トレヴォー・チャロバー(チェルシー)

今回のリストはチェルシー勢だらけになると予想されるだろうが、彼を含めてはブルーズ選手は2人しかいない。

トーマス・トゥヘルのもとでは控えめな起用だったが、グレアム・ポッター政権下ではより多くプレーし、フランク・ランパード体制では全試合に出場している。

右SB 冨安健洋(アーセナル)

3月にシーズン終了を告げる膝の怪我を負って以降欠場している。

それ以前に冨安が先発したのは6試合だけで、右サイドではベン・ホワイトが優先されていた。

MF ファビオ・ヴィエイラ(アーセナル)

昨夏に3000万ポンド(51億円)でスポルティングCPから移籍して以来、このポルトガル人MFはプレミアリーグで厳しい戦いを強いられている。

エマニュエル・プティは、彼の移籍はガナーズ側の「ミス」だと指摘。3-3のドローに終わったサウサンプトン戦を見れば、異論はないだろう。

MF イヴ・ビスマ(トッテナム)

足首の負傷のために、2月初旬のシティ戦から最近まで離脱していた。その間、スパーズは異なる3人が監督を務めた。

シーズン当初、彼を獲得した張本人であるアントニオ・コンテ監督は、戦術面での苦戦を指摘。それゆえ期待されたほど先発起用されなかった。

MF ジェームズ・ミルナー(リヴァプール)

リヴァプールのために闘ってきた72歳(大ベテランという意味?)のミルナーは、来季はブライトンに移籍する見込み。

今季はこれまでの3シーズンよりも多くの試合に出場しているにもかかわらずだ。ただ、先発は6試合だけで、サイドバックよりも中盤起用のほうが多い。

FW クリスティアン・プリシッチ(チェルシー)

契約最終年が近づくなか、またも失われた1年になってしまい、退団はほぼ確実視されている(Transfermarktでは契約は2024年まで)。

チェルシーは5000万ポンド(85億円)の移籍金を支払って獲得しただけに大打撃を被ることになりそうだ。

昨夏にはマンチェスター・ユナイテッドが欲しがっていたが、24歳の彼は間違いない再出発を必要としている。

FW エディ・エンケティア(アーセナル)

3人目のアーセナル選手だが、全員がスタメン組ではなく、アルテタ監督がスタメン変更をためらう理由を強調するものになっている。

ガブリエウ・ジェズスがW杯で負傷したことでエンケティアはスタメンになるチャンスを得た。9試合連続で先発起用され、その間に今季の全4ゴールを記録した。

FW リシャルリソン(トッテナム)

6000万ポンド(102億円)で加入したが、今季のリーグ戦ゴール数よりも過剰なセレブレーションでの警告数のほうが多い(得点数は1、イエローカードは3枚)。

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唯一マンチェスター・ユナイテッドからはひとりも選出されていない。

なお、今季の冨安は全31試合に出場。怪我を乗り越え、来季以降の復活に期待したい。

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