東武西新井駅で缶破裂、女性けが 聴取の中国籍男性「洗剤入れた」

缶が破裂し、騒然とする東武鉄道西新井駅構内の券売機付近=8日午後6時6分、東京都足立区

 8日午後4時前、東京都足立区の東武鉄道西新井駅構内の券売機付近でコーヒーの缶が破裂し、近くにいて顔と下半身に液体がかかった20代女性がけがをした。警視庁によると、缶を置いたとみられる中国籍の男性(49)=足立区=は任意の事情聴取に「破裂は故意ではない。勤め先の洗剤を家で使うため缶に入れた」などと説明している。

 警視庁は、洗剤と缶の素材が化学反応を起こし破裂した可能性があるとみており、過失傷害の疑いも視野に捜査している。

 女性はやけどをしたとみられる。女性を介抱した20代の女性駅員も左手の指に違和感を訴えて病院に搬送された。券売機付近の防犯カメラには男性が缶を置くような様子が写っていた。男性は定期券を購入し、数分で券売機から離れたという。

 東京消防庁のホームページによると、アルミ缶などの金属製容器に洗剤を入れると、密封された場合には破裂する危険がある。

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