次期衆院選「200選挙区以上擁立を」 立民若手有志が泉代表に提言

立憲民主党の泉代表(右)に緊急提言を渡す中谷一馬氏ら=8日午後、国会内

 立憲民主党の中堅・若手の衆院議員の有志は8日、泉健太代表に対して「次期衆院選で政権交代を目指す」などと訴え、全国289選挙区のうち最低でも200以上の選挙区で候補者を擁立すべきとする緊急提言を行った。泉氏は記者団に「非常に前向きな提言だった。200人の擁立に向けて頑張りたい」と述べた。

 提言では、党執行部に「与党に対峙(たいじ)する野党第一党として、ともに背水の陣で戦う覚悟を決めてほしい」とし、「(他の野党との)競合も辞さず戦う決意を鮮明にすべきだ」と強調。若者や女性の候補者の比率を高めることなどを求めた。

 賛同者32人のうち10人が国会内で会見し、中谷一馬氏(比例南関東)は4月の衆参の補欠選挙で立民が支援する候補者が全敗した結果について「全敗の責任は立民全体にあると思っている。代表や執行部に責任を押しつけるのではなく建設的な提言をしたい」と述べた。その上で「次に政権を取るためにできることは何でもやる。私たち若手を人事で起用したならば、しっかりと役割を果たす」と訴えた。

 神奈川県内からは青柳陽一郎氏(同)、山崎誠氏(同)、篠原豪氏(1区)、太栄志氏(13区)も名を連ねた。

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