【新型コロナ】8日の神奈川 1人死亡、567人感染 5類移行で毎日発表は最後

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で8日、1人の死亡と、567人の感染が新たに確認された。前週の同じ曜日に比べて105人増えた。前週比で増えるのは2日連続。

 医療機関を受診して保健所に報告された感染者が444人で、検査キットなどの自己検査で陽性を確認して県の陽性者登録窓口に登録したのが123人だった。

 同日時点の県内の累計感染者数は223万9844人で、累計死亡者数は4338人になった。

 亡くなったのは綾瀬市の70代男性で、3月27日に陽性が判明。同28日に新型コロナ以外の疾患で亡くなった。

 2020年1月に国内でも初となる県内最初の感染者が確認されて以降、県や保健所設置市が行ってきた感染者や死亡者を毎日発表する形は新型コロナの5類移行に伴い5月8日で最後となった。

 今後はこれまでの全数把握から定点把握に変更し、県内約380カ所の医療機関における一週間の患者数を県が毎週木曜日(原則)に公表する。死者数は国が公表する人口動態統計の月別データでの把握に変わる。

 県医療危機対策本部室の白須良智・医療危機対策法務担当課長は会見で「多くの県民、事業者の方々に協力していただき、ようやくここまで来られた。コロナがなくなる訳ではないが、今後は個人の判断でいろいろな対策を取ってもらうことになる。個々の判断に資するように情報を提供していきたい」と話した。

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