新型コロナウイルスの5類移行に伴い、福井県内の一部の学校は5月8日から、児童生徒の体温や体調に関する家庭からの毎日の連絡を不要とする対応を取った。
文部科学省が4月に改定した学校向けの衛生管理マニュアルでは、体温を毎日学校に提出させることや日常的な消毒は必要ないとし、教室内の座席間隔の確保に関する規定も削除した。県教委は今月2日、マニュアルを基に対応するよう各市町教委と県立学校に通知した。
嶺北のある中学校は、保護者に対し、検温記録表の提出が不要になることなどをメールで周知。担任や部活動顧問が行っていた記録表の確認や登校時の検温を8日から取りやめ、「教員の負担は減った」という。
福井市教委は、学校の規模や感染状況に応じて各校で対応を判断するとした。