御神宝・源太夫獅子に感謝の舞 高岡・射水神社でコロナの衰勢奉告祭

源太夫獅子と疫病退散神符

 富山県高岡市古城の射水神社は8日、新型コロナの衰勢奉告祭を行った。厄災を払うとされる、同神社の御神宝「源太夫獅子(げんだいじし)」に感謝の祈りをささげ、神楽「四方拝(しほうはい)」を奉納した。

 同神社は新型コロナ感染拡大当初に「流行鎮静祈願祭」を開き、通常は宝物殿で保管している源太夫獅子を本殿に祭った。以来、「疫病退散神符」や「屠蘇散(とそさん)」を参拝者に授与するなど、事態収束を祈願してきた。

 8日に新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたことを受け、神社関係者らが収束に感謝した。「屠蘇酒(とそしゅ)」が供えられ、巫女(みこ)が四方拝を舞った。獅子は終了後、宝物殿に移された。

 石川県珠洲市で頻発している地震が鎮まることも祈った。

四方拝を舞う巫女

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