どうも!クーピーチャンネルです。今回は、トヨタのキャンピングカー専用ベース車両『カムロード』をベースにした最新キャンピングカー『Puppy210(パピーニーイチマル)』を前後編に分けて徹底レビューします。後編では、前編では伝えきれなかった内装の魅力やPuppy210のメリット・デメリットをお伝えします。キャンピングカーの購入を検討している人は、前編とあわせてチェックしてみてください!
ハンモックが楽しい!トヨタ・カムロードベースのキャンピングカー『Puppy210』の内装
Puppy210は、広々とした車内と充実した装備が魅力です。
ここでは、ギャレーや収納、ベッドなど、前編では伝えきれなかったPuppy210の内装を詳しく紹介していきます。
ギャレー
シンクの下には2つの収納があり、さらにその隣にもかなり大きな収納が備わっています。
この大きな収納には、オプションで電子レンジを入れることが可能です。
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L字のキッチンですので、広々と車中飯を作れそうですね!
また、収納の隣にはオプションで65Lのビルトインタイプ冷蔵庫をつけられます。
さらに、冷蔵庫の上にはカセットコンロが内蔵されています。
料理をした際に油はねしてしまっても、蓋の裏側を拭くだけでOKとお手入れが簡単なうえに、車内の壁に汚れがついてしまう心配がないのはうれしいポイントです。
Puppy210はルーフベントが運転席側にあるので、車中飯を作る際のニオイ対策としてシンクの近くにある小窓に扇風機などを置くのがおすすめです。
収納
Puppuy210はキッチン以外にも収納があります!
まず、入り口には仕切りが付いている大きめの収納があります。
さらに、入り口のスイッチパネルの隣にも、小さい収納がついていますよ。
スイッチパネル隣の収納の対面には、傘立てや小物を入れられる収納もあります。
メインの収納はセカンドシートの下です。
大容量の収納で長尺物も入るうえに、外に繋がっているので物の出し入れが便利ですよ。
助手席の後ろも収納になっていて、ここも外とつながっています。
また、助手席のすぐ後ろにある白い台にも小物を収納できるスペースがあります。
ベッド展開
実際にベッドを展開するのにどのくらいの時間がかかるのか計測してみたところ、約1分半でベッドの展開が完了しました。
ベッドは長さ1,840mm、横幅1,620mmと、3人で眠れる広さです。
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1人旅であれば、テーブルはそのままに、反対側だけベッドを展開するのもおすすめ。DIYをして、常設ベッドモードにするのもアリですね!
ハンモック
Puppy210にはハンモックもついていますが、実際にセッティングして寝心地を確かめてみます。
ハンモックは引っ張るだけで展開でき、サイズは横幅が65cm、奥行きが約93.5cmです。
正直「ハンモックは実用的じゃないかな……」と思っていたのですが、寝てみるとかなり気持ちいいです。
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ハンモックの真ん中がへこむので、包まれている感じがして熟睡できそうです。
ハンモックは荷物置きとしても利用でき、うまく活用すればベッドを広々と使えますよ。
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ハンモックがあるとワクワクしますね!子どもにも喜ばれそうです。
やっぱりキャンピングカーって、こういう「ワクワク感」も大事ですよね。
納期が早い!トヨタ・カムロードベースのキャンピングカー『Puppy210』の価格と納期
2023年2月現在、Puppy210の納期は7ヶ月です。通常、新車のキャンピングカーの納期は1〜2年なので、Puppy210はかなり早いです。
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今回ご紹介した車両はプロトタイプですので、製品版はさまざまなポイントが改良されていることでしょう。
現時点での車体の価格は、ガソリン二駆6ATで税込764万5,000円です。
さまざまなオプションをつけられますが、自分的に気になっているのが、エアコンとソーラーパネルです。
オプション価格はエアコンが税込18万7,000円、ソーラーパネル520Wが税込38万5,000円です。
価格は変動する可能性もあるので、詳しい内容はキャンパー厚木さんの公式HPをご覧ください。
トヨタ・カムロードベースのキャンピングカー『Puppy210』のメリットとデメリット
最後に、Puppy210を1日触ってみて感じたメリット・デメリットをお伝えしていきます。
メリット【1】ハンモックが実用的
ハンモックは展開と撤収がすぐにできるので、かなり実用的です。寝心地が良く、収納としても活かせるので、Puppy210ならではのメリットだなと感じました。
メリット【2】ボディの断熱がしっかりしている
二層断熱のボディで、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。遮音性もかなり高く、動く家のような感じで使えそうです。
メリット【3】都会でも運転できるサイズ感
Puppy210は車体の高さが2.1mですので、都会でも運転できるサイズ感です。また、駐車場や橋など高さ制限のある場所でも問題ありません。
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都会に限らず、高さ制限のある橋や立体交差点も多いので、車体の高さが低いPuppy210は旅がしやすそうです!
メリット【4】コーナリングの安定感
キャブコンは風の煽りに弱くて、コーナリングでよくロールしますが、Puppy210は走りが安定しています。
また、車体が軽く加速もかなり良いほか、風でもほとんど揺れないようなので、この走行性能は一番のメリットと言えるでしょう。
デメリット【1】実用的な収納が少ない
収納スペースはあるものの、「実用的な収納」が少ない点が気になりました。
ソファの下にはかなりスペースがありますが、ソファを開ける作業が少し面倒です。セカンドシートの下の収納も、開ける際にはテーブルをずらす作業が必要になるので、何回も物を出し入れするのは大変かなと感じます。
また、キッチン周りの収納も多くないので、収納に困ってしまうかもしれません。
デメリット【2】マルチルームがない
個人的な意見としては、トイレとして使用するマルチルームが欲しかったです。車中泊でお酒を飲む人はトイレが近くなるので、マルチルームがあると便利です。
ただし、キッチン収納部分に設置できる電子レンジのオプションを、トイレのオプションに変えることもできます。
トイレのオプションをつければ、キッチンのあたりをカーテンなどで区切って、簡易的なマルチルームとして利用できそうです。
デメリット【3】ポップアップが重い
ポップアップは重さがあり、頭でおさえながら両手で上げる必要があります。
ルーフがかなり大きいので、軽キャンピングカーのように手軽に上げるのは難しそうです。
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1人でポップアップを上げることは可能ですが、慣れやコツが必要です!
また、ポップアップは雨や風などに弱く、騒音もかなりします。自分はポップアップつきのキャンピングカーを持っていますが、ほとんどポップアップを上げていません。
ポップアップを上げなくても車内で快適に過ごせるのか、事前にしっかり確認しておきましょう。
デメリット【4】四駆の車両がない
Puppy210には四駆がありません。できるだけ背丈と床を低くしているので仕方ないのですが、雪道での運転は難しいかもしれません。
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駐車や走行でのメリットがたくさんある分、四駆車両がない点や実用的な収納が少ない点はトレードオフになってしまいますね……。
トヨタ カムロードベースの新型キャンピングカー『Puppy210』はコンパクトで快適!
トヨタのカムロードをベースにしたPuppy210は、ポップアップやハンモックがあり、快適に過ごせる最新キャンピングカーです。
背丈が低く都会でも走行しやすかったり、立体駐車場にも停められたりと、使い勝手のいいサイズ感でかなり実用的ですよ!
キャンピングカーの購入を検討中の人は、ぜひ今回の記事を参考にPuppy210を検討してみてくださいね。