プレミアリーグで「降格の危機にあるイングランド代表スター」5選手

イングランド・プレミアリーグも残り数試合となり、優勝争いや残留争いもほぼ数チームで固まってきた。

世界各国からタレントが集結しているイングランド・プレミアリーグは、2部に降格する可能性があるチームにもイングランド代表選手がいるほど豪華なコンペティションだ。

今回は『thefootballfaithful』から「今季2部に降格する可能性があるイングランド代表選手」をご紹介する。

ジョーダン・ピックフォード

クラブ:エヴァートン

イングランド代表のナンバーワンゴールキーパーであるピックフォード。しかし彼が所属しているエヴァートンはこの数年苦戦を続けており、1951年以来となる2部降格の危機に直面している。ブライトンに5ゴールを決めて勝利したとはいえ、まだ下位に沈んでいる状況は変わらず。残り数試合は崖っぷちでの戦いとなる。

イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督は、多くの批判にもかかわらずピックフォードの力を信頼し、そしてゴールマウスを任せてきた。しかしもし2部へと落ちてしまえばどうなるかわからない。

ピックフォードにはウーゴ・ロリスの後釜を探しているトッテナム、ダビド・デ・ヘアの競争相手を狙っているマンチェスター・ユナイテッドが関心を持っているそうだが…。

デクラン・ライス

クラブ:ウェストハム・ユナイテッド

ウェストハム・ユナイテッドはまだ降格圏まで4ポイントの余裕はあるものの、UEFAカンファレンスリーグのAZ戦を挟むため、かなりハードなスケジュールで戦わなければならない状況だ。

しかもリーズ・ユナイテッドとレスター・シティ戦を残している。これは降格圏の尻に火がついた相手である上、もし負けたら自分たちが落ちてしまう可能性が高い、いわゆる「シックスポイントマッチ」である。

デクラン・ライスはマーク・ノーブルの後を継ぐウェストハムの魂として戦っているが、本人はチャンピオンズリーグでのプレーを望んでおり、チャンスがあれば移籍したいと考えているという。もしウェストハムが降格したら、間違いなく彼は離れていってしまうだろう。

ジェームズ・マディソン

クラブ:レスター・シティ

レスター・シティは数年前にプレミアリーグを優勝したチームであるが、今季はなかなか厳しいシーズンになっている。特に終盤戦になってからはウォルヴァーハンプトンにしか勝てておらず、14試合で1勝という結果だ。

現在は20チーム中18位となっており、このままではストレートに2部降格してしまう状況にある。そのなかでジェームズ・マディソンは27試合で10ゴールを決めるなど活躍はしており、3月のインターナショナルマッチウィークではイングランド代表で初キャップも獲得した。

もしレスター・シティが降格すれば彼の流出は避けられないだろう。ニューカッスル・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパーが獲得に関心を持っているとか。

ジェームズ・ウォード=プラウズ

クラブ:サウサンプトン

この中で最も厳しい状況となっているのがサウサンプトンだ。35試合を終えてわずか6勝。残り3試合で残留圏内までの差が8ポイント。もはや3連勝しても難しい状況となっている。

ジェームズ・ウォード=プラウズはサウサンプトンの魂として一筋にプレーしてきた世界屈指のプレイスキッカーである。どこのクラブでも欲しがるような選手であり、求婚者は後を絶たないだろう。

プレミアリーグでデイヴィッド・ベッカムに迫るフリーキックの記録を作ろうとしている28歳には、トッテナム・ホットスパーやウェストハム・ユナイテッド、ニューカッスル・ユナイテッドが関心を持っているそう。

ドミニク・カルバート=ルウィン

クラブ:エヴァートン

イングランドがEURO2020の決勝に進出したとき、ハリー・ケインのバックアップとして確立されたのがカルヴァート=ルウィンだった。2020-21シーズンは絶好調で21ゴールを決めていた。

ただこの2シーズンは怪我のために悪夢のようなシーズンを過ごしており、彼が万全ではなかったことがエヴァートンの不調を招いたと言っても過言ではない。ただ、ついにこのところピッチで再び彼が躍動し始めている。

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もしエヴァートンが降格した場合、アーセナルやニューカッスル、ウェストハム・ユナイテッドが獲得に動くと伝えられている。

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