10日から愛鳥週間 園児は巣箱 コウノトリは県内初の…広島

10日から愛鳥週間です。福山市では園児が山林に巣箱を取り付け、世羅町からは県内初のうれしい知らせが届きました。

福山市ではかなりや幼稚園の園児が先生に手伝ってもらいながら12個の巣箱を取り付け、中に餌のキャベツやパンなどを入れていきました。

この山林にはムクドリなどが集まります。幼稚園によりますと巣箱の取り付けは愛鳥週間に合わせ40年以上続いているということです。

園児「トリさんに来てほしいから入れた」「トリさん来てね」

一方、世羅町の住宅のすぐ近くの電柱にあるのは国の特別天然記念物コウノトリの巣です。

世羅町によりますと2月下旬に巣をつくり初め、先月産卵していましたが4日、ヒナに餌を与える様子が見られました。

専門家もヒナのふ化を認めていて、コウノトリの繁殖は県内初だということです。

世羅町教委社会教育課 荻田静香課長「このペアにとっても初めての子育てということになるので、4月にふ化したという連絡を受けたときにはホッとしたというのが正直なところでした」

ヒナの巣立ちは7月ごろになるということです。世羅町はヒナを育てている期間の親鳥は敏感になるため、観察は設置した看板の外からするよう呼びかけています。

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