ナポリが凱旋試合に勝利。ユヴェントスが2位浮上、サンプドリアは降格が決定

セリエA 第34節 結果まとめ

写真:優勝決定後、初のホームゲームを勝利で飾ったナポリは、ファンと喜びを分かち合った ©Getty Images

5月6日から8日にかけて、セリエA第34節の10試合が行われた。

前節、アウェイでウディネーゼに引き分け、33シーズンぶり3度目のスクデット獲得を決めたナポリは、ホームにフィオレンティーナを迎えての“凱旋試合”に。序盤に押し込まれ、なかなか得点を奪えなかったが、74分にヴィクター・オシムヘンがPKを決めて先制。これが決勝点となり、ナポリがリーグ制覇に花を添えた。

6位ミランが2位ラツィオをホームに迎えた一戦は、ミランが開始早々にラファエウ・レオンが負傷交代するアクシデントに見舞われながらもイスマエル・ベナセルとテオ・エルナンデスのゴールで2-0の完封勝利。3試合ぶりの勝利で両チームの勝ち点差は「3」に縮まった。

7位ローマと4位インテルの一戦は、33分にフェデリコ・ディマルコのゴールでインテルが先制。後半はローマが攻め込んだが、74分に相手のミスを突いたラウタロ・マルティネスのパスからロメル・ルカクが追加点を奪いインテルが2-0で勝利。リーグ戦4連勝とした。

6位アタランタと3位ユヴェントスの対戦は、スコアレスで迎えた後半開始早々に19歳のイリング・ジュニオールがリーグ戦初ゴールを奪って先制。試合終了間際にはデュシャン・ヴラホヴィッチが追加点を奪って2-0で勝利を収め、ラツィオをかわして2位に浮上した

中位グループでは、ウディネーゼが最下位サンプドリアをホームに迎え、2-0で危なげなく勝利。敗れたサンプドリアは4節を残してのセリエB降格が決定した。ボローニャはサッスオーロに1-1で引き分け、モンツァとトリノの一戦も1-1のドロー。この結果ウディネーゼが9位に浮上し、ボローニャは10位、モンツァは11位、トリノは12位と順位を下げている。

残留争いを演じるチーム同士の直接対決では、クレモネーゼとスペツィアの一戦は2-0でクレモネーゼが勝利。ヴェローナは1-0でレッチェとのアウェイゲームを制した。ヴェローナが降格圏を脱して17位となり、スペツィアは18位に沈んだ。

また、エンポリはサレルニターナに2-1で勝利を収めている。


[セリエA第34節 結果]

ミラン 2-0 ラツィオ
ローマ 0-2 インテル
クレモネーゼ 2-0 スペツィア
アタランタ 0-2 ユヴェントス(試合ハイライトはこちら
トリノ 1-1 モンツァ
ナポリ 1-0 フィオレンティーナ(試合ハイライトはこちら
レッチェ 0-1 ヴェローナ
エンポリ 2-1 サレルニターナ
ウディネーゼ 2-0 サンプドリア
サッスオーロ 1-1 ボローニャ

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