運転免許取り消し処分軽減の嘆願書を偽造疑い 厚木の男性を書類送検

加賀町警察署

 運転免許取り消し処分の軽減を求めて、交通事故の相手方名義の嘆願書を偽造したとして、神奈川県警加賀町署は9日、有印私文書偽造・同行使の疑いで、厚木市に住む会社員の男性(44)を書類送検した。

 書類送検容疑は、交通事故で重傷を負わせた男性名義の嘆願書1枚を1月27日ごろ偽造し、2月1日に県警本部であった聴聞会で警察官に提出した、としている。会社員の男性は容疑を認め、「免許が取り消されると仕事ができなくなる。嘆願書を出せば軽くなるのではないかと思った」と供述している。

 署によると、会社員の男性は昨年11月11日、乗用車を運転中に信号待ちをしていたバイクに追突し、バイクの男性に胸椎圧迫骨折など3カ月のけがを負わせ、1年間の免許取り消し処分になった。

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