マインドリーディングの技術を利用すれば、人間の思考が言語化できる可能性が高まった。MRI装置に入った3人の人間に物語を聞かせ、専門家が被験者の脳の血流をもとに思考を文章に起こす試みがこのほど実施された。マインドリーディングの技術でその物語の完全複製とはならなかったものの、大事なポイントを摘出することが可能となったという。
研究を指導した米テキサス大学オースティン校のジェリー・タン氏はこう話す。「この技術が悪い目的に使用される可能性を私たちは非常に懸念しています。それを避けるべく更に研究に多くの時間を費やしてゆきたいと考えています」
「この技術がまだ開発当初である現在、私個人としては、思考と脳のデータに関する権利が本人にあるよう、メンタルに関するプライバシーの規定をしつつ、積極的に先陣を切ることが大事であると考えています」「人々が望み、自身の助けになると考える場合のみ、この技術を使用することを徹底したいと思っています」
（BANG Media International／よろず～ニュース）
